できるだけ多くの二択を見つける。
こんにちは
井上です
ぼくたちの人生は選択の連続です。
これは何も、人生の節目の大きな選択だけを意味するわけではありません。
毎日生活していく中での、ちょっとした選択、例えば、
傘を持っていくか?ランチは何を食べる?どの仕事から手を付ける?
服装は?面倒なLINEの返事はいつする?どのルートを通って帰宅する?
これらも自分の意思で選択している事でしょう。
「毎日同じルートで通勤しているし、タバコの銘柄は10年前から変えてない。仕事もルーティンワークだし、定期的に問題が起きるけども、それも1年間通して見たらルーティンのひとつ。自分は特に選択することなく生きているよ」
こういう方も多いと思いますが、これも変えないという選択をしていると言えます。
ぼくが保険の営業マンをしていた時、上司に教わった「売れてる営業マンが何をしているか」という話の中に、この「選択」の考え方が出てきました。
ぼくは決して売れてる営業マンではなかったと思いますが、今でも常に意識をしている考え方で、いい仕事をする上でこの思考法は必須だと実感しています。
難しいことは何もありません。
行動するときに2択を用意して、その結果、事態がいい方へ向かいそうな選択をすればいいのです。
例えば、あなたが営業マンだとして、お客さんに信用されたいと考えているなら、どのような選択肢があるでしょうか。
清潔感が有るか無いか。知識が豊富か乏しいか。自信のある態度か、もじもじしているか。時間に正確かルーズか。正直か嘘つきか。
これらの選択肢であれば、だれでも簡単に選べると思います。
そして、できる営業マンはこの選択を、できるだけたくさん意識的に行っています。
たくさんの選択ができるということは、細かなことにまで注意が向けられ、気づけるということです。
お客さんとの面談の予定を立てるときに、場所、時間、話す内容などを考えるのは普通だと思いますが、そこから更に細分化していきます。
場所を決めるだけでも、
初回の面談なので相手を緊張させないよう、面談場所はカフェにしよう。お客さんは忙しい方だから、先方のオフィスに近い店で。席はお客さんから外が見える場所だと、気が散って話に集中してもらえないだろうから、窓を背にして座ってもらおう…などなど。
他にもアポイントのメールを送る時間帯を迷惑でない時間帯で、かつ返信してもらいやすい時間にする。リマインドのメールを送るタイミングを事前に決めておく。面談後のお礼メールは早い方が驚きがあって相手の印象に残るはず…など、常に営業活動が上手くいくのはどちらを選択した時かを考えながら仕事をしています。
実際にぼくも、上記の内容に近いことを実践していました。
ただ「こっちの方が印象いいだろうけど、面倒だし今日はやめとくか」みたいなことはよくあって、良さそうな選択がわかっていても、全部を実践するのは難しいなというのが正直な感想です。
選択をする際の「いい方へ向かいそうな選択…」というのは曖昧な表現ですが、これは仕方がありません。選択の結果が正解か、すぐには分からないことの方が多いですし、多くの場合、さまざまな要因が相互に作用して結果が出るので、自身の経験と知識で選択するしかありません。
そして、意識しているかどうかは関係なく、選択を繰り返していくことで結果が返ってきます。
現状は、これまで自分で選択した来たことの結果である、と言えるので、ぼくは何か不満があっても、あまり愚痴を言いません。その状況を作り出したのは多くの場合自分なので、反省して、そこから抜け出したいのならば行動するようにしています。
とは言え、交通事故など、世の中には避けようのない理不尽が転がっています。これを避けるには、例えば、交通量の少ない町に住む、といった選択が必要になります。
簡単に実行できることではありませんが、ぼくはそういった選択が自由にできるように、経済的に自由な状態を目指しているのだと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。