マガジンのカバー画像

[ 第1部 新人編 ] 極細木スガ子の「きっぱり言うわよ」

9
「声業界の女帝」と呼ばれるマネージャー、極細木スガ子。 酸いも甘いも噛み分けたその経験で、これまで誰も言えなかったことを、きっぱりと斬ってゆく!
運営しているクリエイター

記事一覧

第9夜 僕の中にある柔らかい部分

それは、衝撃の一夜だった。 声業界の女帝と呼ばれる伝説の女マネージャー「極細木(ごくぼそ…

第8夜 最後の壁

夜の闇は極まり、すでに東の空は白みはじめている。 そう、私のインタビューも、夜明けという…

第7夜 極細木に教わった2つの教え

我々プレーヤーにとって、プレイを公平に判断してくれるコーチであり、交渉人であり、友人であ…

第6夜 マネージャーを見抜け!

雨あがりの夜。東京、赤坂。 伝説のマネージャー極細木(ごくぼそき)スガ子とのインタビュー…

第5夜 ナレーションは教わってないはずなのよネ

私は女帝と呼ばれる女のその腰に手をやって、ゆっくりと揉んでいた。 固い。声業界の女帝の背…

第4夜 心打たれる事もある訳よネ

「声業界の女帝」と呼ばれたこの女マネージャーが、多忙な業務の合間を縫ってでも相手をした新…

第3夜 100分の1の存在なのヨ

今まで実演者としてひたむきに、ただただ己の芸を磨く事だけに集中していた私にとって、声の業界のマネージャーの視点とはあまりに無慈悲で機械的な現実をたたきつけていた。 所属審査は「場合によっては5分で決まる」こと。 そしてそのポイントが大人数の中でいかに印象に残すか、であること。 養成所と事務所の関係のこと。 大規模事務所のマネージャーとは想像以上に縦割りの細分化された世界であること。 預りになったはいいけれど「先生……」 私はやっとの想いで極細木に声をかけた。 「

第2夜 色々あるのよマネージャーにだって

見ないようにしてたワ 「だってアタクシ達マネージャーは、”養成所でなにやってるか”知ら…

第1夜  五分目立つだけ。それで事務所所属も不可能じゃないのヨ

「声業界の女帝」と呼ばれるマネージャー、極細木スガ子。酸いも甘いも噛み分けたその経験で、…