見出し画像

『コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった』マーロン・ブランドの『波止場』を一緒に鑑賞すべきだ(世界の歴史)

 玄関で靴を脱ぎ散らかす子どもは注意しても直らない。ならば、玄関にチョークで靴の足形を書き、「靴を脱いだらここにおくのですよ」と教えると、子どもは靴をそこに脱ぐようになる。母親がそれを褒めると定着する。これは「システムとは何か」を伝えるときによく使われる例だが、本書はコンテナの存在がイノベーションとしての「システム」として機能した物語だ。

ここから先は

553字
この記事のみ ¥ 100

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。