中小企業でエンジニアをしていた32歳がベンチャー企業のプロダクトマネージャーになって2年経った話
どうも、でーすけです!
遅くなってしまったのですが、8月でスタディストにPMとして2年が経ちました。
近況報告と自己紹介を兼ねて2年目の記事を書きますね(^^)
前回の1年目の記事は下記ですので、よかったら読んでみて欲しいです!
では早速本編へいって見ましょう!
実施した事
①トレーニング機能開発
まずなんと言っても大きいのが、新機能リリースマニュアルの活用シーンの創出のために新機能として初期教育にフォーカスした機能を作ることができた。
下記に弊社の広報担当がピッカピカに書いてくれた記事である。実態の2000倍ぐらい爽やかに書いてあるので興味あれば読んでほしい。
トレーニング機能は1年目の時にお客様にβ版で活用して頂きながら、オンボーディングと使い方を模索しながら作った機能が2020年8月に正式リリースされた。
今でもお客様やコンサルタントや社内メンバーと定期的に壁打ちやディスカッションをしながら現在も機能の改善や機能拡充を実施しており、データも取得しているが大体直近半年で4倍ぐらい活用が増えたのは良かったと思う。
とはいえ、まだ比例的にしか増えていないので、もっと加速度をあげて活用が促進するように3年目も引き続きチャレンジを続けたい。
②2チーム目のマネジメント開始
元々、Teachme Bizを使う中でここが良くなったら絶対使いやすくなるやんって部分があったんだけど、なぜそうしたしって状況が続いていた。
最初は週2時間程度のマネジメント支援から初めて、プロジェクトマネジメントとプロダクトマネジメントをチームに叩き込んでいった。
しかし、スピード感的にこのままじゃ本当にダメだ時代に乗り遅れちゃうって思って12月ぐらいからCTOと相談して、自分のマネジメント配下に入れてもらった。
技術検証を行い、3月にはロードマップ策定し現在も案件を進めている。
来年にはお客様に食らわせてやるぞぉおおお!ってレベルの良い案件になったと思う。こっちは用途というか技術の話でそれはそれで面白い案件である。
社内の親友であるチームリーダーには辛辣な言葉を何度投げかけたかわからないが、絶対に成果につながる案件と思うので、プロジェクトが成功した際には多分この世のものと思えないぐらい上手い酒が飲めると思う。
③副業
現在は離れてしまったので、あまり多くは書けないのだが2020/12〜2021/3まで週10時間程度のPMとして副業をしていた。
ただこれはすごく難しく良い経験をさせてもらった。
1つ目はプロジェクトマネジメントの裁量がない限り企画だけしてもダメという事
よくPM本ではプロジェクトマネジメントはプロダクトマネージャーとは別で書かれていて、開発の現場ではプロダクトマネージャーがプロジェクトマネジメントをしているケースがあるのだが、私はどちらも間違ってると思う。
どっちもやらないと、PMではないということを学んだ。
「企画→推進→顧客提供→フィードバック→改善→(企画)」を自分の裁量で実施できないとどこかで綻びが出る。
短い時間でPMとして成果の出し方を考えさせてもらう機会となった。
2つ目はドメイン知識の大切さを学んだ。
マーケットの領域で全く違うドメインだったので、顧客理解や業界のスタンダードを勉強するのにだいぶん時間を使った。
単にプロダクト開発とはいえ、ここまで違うのはすごく勉強になった。
本来であれば、もっと自分の持っている知識や経験値を共有できたと思うが最後は引っ込んでしまったので貢献出来なかったの反省案件
副業でPMは難しく、中に入るというより外からアドバイスする形にするしかないんだろうなってのは実感した。(それなら不要という話もあるが、経験値は伝えることができると思う)
④全体会議の場に出ることが増えた
最後は今季に入って、全体にロードマップの説明やプロダクトビジョンの説明をすることが増えたのは実践したこととして大きなポイントだったと思う。
昨年の11月にグロービズのビジネスプレゼンテーション研修を単科で受けて、今期に入って1ヶ月に1回ぐらい社内全体の前で話す機会をもらっている。
1年ぐらい前に作った資料を見るとなんじゃこりゃってぐらい酷い出来なのを実感できてるから成長ポイントなのかもしれない笑
何事も実施しながら改善していくことが重要だなと考えさせられる経験だった。
スキルアップした事
前の章では経験したことを書いたが、自分がスキルアップしたことと学びをまとめようと思う。
①UX観点が身についてきた。
昨年目標に掲げいたデザインスキルの文脈でUX観点がついてきて、どのように作るかの力がついてきた。
今まではデザイナーにお任せだったた画面の話をより突っ込んでプロダクトとしてどうするべかが語れるようになってきた。
これは下記の本でOOUIを学んだことが大きかったと思う。人間が物事をどのように捉え、ツールをどう扱うかの定義がなるほどなーという目から鱗の話だった。
PMを目指す方は是非読んでほしい。
②プロダクトビジョンやロードマップを策定(企画込み)できるようになった。
2年目中盤以降の1番大きな成長と思う。
1年目〜2年目の前半は「どう作るか?」にフォーカスをしていた。
しかし、最近ではプロダクトデザイナー+エンジニア+QAでお客様のこと(ペルソナやユースケース)を考え、自走してくれるようになったので目指す姿(プロダクトビジョン)と狙うべきポイント(ロードマップ)に注力することができるようになった。
そのため、プロダクトビジョンに近い、世の中のトレンドや顧客に提供するものすることを決めること。ロードマップに近い我々が見る短期的なKPIなど1年かけて勉強させてもらった。
四半期に1回トレーニングについてはロードマップを更新し、プロダクトビジョンをステークホルダーに展開するのだが直近のものは自分でも結構いいのではと思うぐらい乗ってきたw
ここでの1番の学びは、データ分析やロードマップなども経験値の領域でまずはダメでも良いからデータを取り始めてみる。資料を作っていくことが重要なんだなってことが大きな学びだった。
③プロダクトへの人の巻き込み方を理解した
ここも大きな学びだったなーって思う。
1年目はチーム内に閉じた巻き込みしかできなかったのだが、最近はビジネスサイド(営業・CS・マーケ)やコンサルタントや顧客にも情報を共有してプロダクトの展開・活用に協力してもらえるようになった。
ただ、全員に伝えても拾ってくれる人は3割で、その中で1割の人が動いてくれるイメージだなって感じで思っている。上手いやり方があれば教えて欲しい;;
最近は1on1や定期的なディスカッションを行い、展開を加速させる取り組みをやっている感じ。
とまあ、2年目としては自分的にはいいんじゃないかなって思ってるけど、更に成長して自分が関わったプロダクトが全部お客様に喜んでもらえるPMになりたいと考えている。
去年やるって言ってた事
・新規サービスの企画/コンセプト検証ができるようになる。
これは文句なしでしょう!
・Webデザインを学ぶ
これは半分半分の結果だった。OOUIなどの概念整理やデザインシステムを勉強して、UIとしてどうあるべきかみたいな所は理解できたが、自分でデザインを作ることはできていない。
一瞬Figmaでデザインを修正していたのだが、スパゲティコードみたいな感じにしてぶっ壊してしまい、参画してもらったデザイナー頭下げて直してもらった。
Figmaの使い方は専門スキルだなって思ったから、それはデザイナーに任せるw
・イラストを学ぶ
これは、人に伝わりやすくするようにイラスト描けるようになろうと思ったけど、ビジネスプレゼンを勉強し、グラフと言葉で伝えることができるようになったので頓挫している。
正直これもFigmaの使い方と一緒で専門スキルだなって今は思っている。
触ってみる経験があるから、必要とか不必要とかわかるので来年もまた違う取り組みを頑張ろうと思う。
来年やること
①統計学を勉強する
データの使い方や、コンセプト検証の時に統計学の分析手法が役に立つらしい。
人に伝えることを手助けしたり、判断する際に指針となるらしいので勉強してみようと思っている。
②投資案件を実施する
去年までは、形がある程度決まっていて、勝算のある案件を実施してきた。
来年はド派手にこける可能性もあるが、今までの既定路線にとらわれない案件にチャレンジする予定である。
振り返って
とまあ、つらつらと自分語りをしたわけだが、PM2年生としては自分は満足する結果となったのではと思っている。
コロナでリモートワークが加速したり、世の中に自分たちが作ってきた機能を出して反応を見たり様々な経験をさせてもらっている。
マネジメントは経験値だと思う自分としては様々な経験が今後につながると思っている。
今の自分の目標は
「自分が関わったプロダクトがお客様に価値を提供できること」である。
今自分が見ているTeachme Bizもそうなのだがそれ以外にもマネジメント支援だったり、ビジネス企画だったり様々な人とディスカッションしながらプロダクトを通じてお客様に幸せになってもらうことをしていきたいなって思える2年目だった。
来年も頑張りマッスル💪
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