見出し画像

「心理的安全性の作り方」はあります

皆さん、明けましておめでとうございます!2021年もどうぞよろしくお願いします。

さて、タイトルにある「心理的安全性」ですが、最近よく耳にしますよね。

そんな中、弊社のSlackで他チームのメンバーから嬉しい声が上がり、今回筆を取りました。(照れ隠しで例のスタンプを押してました笑)

画像1

私がいない場所で、私のチームメンバーが良い影響を与えてくれていると感じ、非常に嬉しかったのを覚えています。

これはメンバーの能力が高いことの表れでもあります。私の担当するチームのメンバーはもともとスキルや考え方がしっかりしていましたが、発言が少ないという課題を抱えていたのかもしれません。

正直、自分自身は心理的安全性に関してあまり気にしたことがなく、関連書籍や資料も読んだことがありません。
そんな私が「心理的安全性のあるチーム」と認定されたプロダクトマネージャーとして、どんな振る舞いをしてきたかを記事にしてみたいと思います。

それでは、内容に入りましょう!2021年もLet’s Study!


なぜメンバーが自発的に発言・行動できることが必要なのか

メンバーが自発的に発言や行動できることがなぜ大事なのか。それは一言で言うと「現場に利あり」ということです。
以前の記事でも触れましたが、実際に価値を生み出しているのは現場です。どれだけマネジメントレイヤーやプロジェクトレイヤーが頑張っても、実際の成果を形にするのは現場の仕事です。
(マネジメントレイヤーの仕事は未来を描くことです)

そのため、現場のメンバーがただ指示通りに動く組織では、良いサービスは生まれません。
プロジェクトメンバー全員がプロとしてスキルを磨き、主体的に「これが正しい」と感じたことを発言し、行動・改善を行うことで、真に優れたサービスが生まれると考えています。

また、私としては、私のチームで働いたメンバーには、どんな環境でも通用するスキルを持ってほしいと願っています。
それは、どれだけ良質な経験や学びを積んだかによるもので、そのためには、与えられた指示を自分なりに解釈し、目的を理解し、考えて行動することが重要です。

つまり、メンバーが自発的に行動・発言できる環境を作ることで、以下のメリットが得られると考えています。

  • プロジェクトやチームとして、より良いサービスを提供できる。

  • メンバー全員が成長できる。

せっかく人生の時間を使って仕事をするなら、良いものを作って評価され、どこでも通用する人材になる方が面白いですよね!


PMの振る舞いについて

ここでは2つのポイントについて述べます。

1点目は「メンバーをプロとして扱うこと」です。

  • 会議で結論が出ない時には「どうしましょうか?」と問いかける。

  • 反対意見には、なぜそう考えるのかをしっかり聞く。
     →マネジメントレイヤーだけでは見落としがちです。

  • メンバーにプロとして期待していることを伝える。

こうした基本的なやり取りを通じて、私も含めて、メンバー全員がプロとして自分の役割を理解し合うことが大切です。
プロとして、自分たちで進むべき方向を決めて、結果を振り返る(反省する)ことができなければ、プロとは言えません。

もう1点は、「PMが情報格差を埋めること」です。

情報格差があると、正しい判断が難しくなります。例えば、

  • ビジネス的にこの時期までに実行したい施策

  • 顧客が直面している課題

  • プロジェクトの重要なポイント

こうした情報を知らない状態で、正しい判断を求めるのは無理があります。

そのため、メンバーとしっかりコミュニケーションをとることが大切です。どんなに大変な実装でも「顧客のためにやろう、ビジネス的にここは重要だ」と伝えられることが、PMの重要な役割です。

この振る舞いによってチームが自走し、成長し、顧客や組織のために行動できるようになるのです。


デメリットを恐れるな

熱い思いで語りましたが、デメリットも当然あります。

例えば、メンバーが期待に応えられないことや、プロとしての発言が厳しくなることで摩擦が生じることもあります。
それでも、プロダクトやサービスを通じて顧客に価値を提供し、メンバーがいきいきと働ける環境を作るために、私は気にしないようにしています。(もちろん反省はしますが)

プロダクトマネージャーとしての仕事をする以上、私の目指すゴールは「メンバー・顧客・会社の三方が幸せになる」働き方です。


まとめ

  • 顧客にとって価値あるサービスを生むには、メンバーの自発性が重要

  • 自発性を育てるためにPMがすべきこと

    • メンバーをプロとして扱い、プロ意識を持ってもらう

    • 情報格差を埋める

    • メンバーとの対話を通じて成長を促す

ストレスやデメリットを恐れず、2021年も三方が幸せになることを目指して取り組んでいきます。

私自身もPM2年目としてプロとして成長したいと考えています!
関わる皆さんやこの記事を読んでくださった方々と一緒に成長できることを楽しみにしています。

今年もどうぞよろしくお願いします!(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?