その夜、エルルは不思議な夢を見た。

どこかも分からぬ、夜の砂浜。
白い甲冑のブリテン兵が肌の黒い人々を銃で脅して、強引に船へ。

(あれってぇ、昼間にリヴァプールの港で見たのと同じ)

「たぶん、暗黒大陸でちゅ」

耳元で囁く声。シャルロッテだった。

「しょうがないでちね」
画像1

いいなと思ったら応援しよう!

夢を渡る小説家イーノ
アーティストデートの足しにさせて頂きます。あなたのサポートに感謝。