【月報】2024年2月のお仕事
今年は2月が29日まであるんですな。子どものころ、普段はカレンダーにない日が出現したことに、とてもスペシャルな感じで1日過ごしていたような気がするけど、なんだかすっかり慣れてしまったな。いっそ3月32日とかできたらいいのにな。年度末に忙しい大人の発想。
それでは今月のお仕事報告です。
”ピコピコハンマー”を作った会社を取材
デイリーポータルZで、”ピコピコハンマー”を作った増田屋コーポレーション(創業1724年!)を取材しました。
実は正式名称は「ノックアウトハンマー」 。戦後の玩具産業の立ち位置、1965年に初期型ができた経緯、現在の形になるまでの紆余曲折、テレビで広めた「あの人」の話まで、知られざるピコピコハンマー史をたっぷり聞きました。
心地良い「ピコッ」の出し方を教えてもらっている動画です。
そうそう、動画といえば先月の「青い固形燃料」の記事について、編集サイドからのアフタートークが公開されていました。取り上げてもらえて嬉しい。
代理チェアマン・バカリズムの『IPPONグランプリ』
日刊SPAで松本人志不在の『IPPONグランプリ』を振り返りました。松本人志の芸能活動休止と絡めたり、不在の松本人志の幻影を見出したりするネットニュースは多々あるだろうから、「ただただ大喜利が楽しい」という記事に振り切っています。
ちなみに松本人志の不在をうけて急に『IPPONグランプリ』について書いたわけではなく、実は2015年からずっと書いているのだった。
「レンタルなんもしない人」の幸福論
Well-being Matrixで、「レンタルなんもしない人」森本祥司さんに話を聞きました。なぜ「なんもしない人」が求められるのか、どうやって「なんもしない」に行き着いたのか。森本さんの「なんもしない」を肯定する言葉に心が軽くなりました。
取材前、森本さんに名刺をお渡ししたら「ダイナマイト関西で一緒でしたよね」と教えてもらってびっくり。2016年10月のプレ予選で同じ大喜利の舞台に立っていたのでした。今見るとすごい顔ぶれ。一般参加には大北さんやトルーさんの名前もある。
「このシミは何のシミ?」繊維を巡るミステリー
都産技研公式noteで、繊維製品を扱う複合素材技術グループに潜入しました。シミなどの原因を探るクレーム解析試験の様子はまるでミステリー小説のよう。トゲトゲの鉄球で繊維を痛めつけたり、5時間かけてニットに毛玉を作ったりする、過酷な試験機たちも必見です。
電子部品や文化財、おにぎりまでスキャン!
都産技研公式noteではもうひとつ、「X線非破壊検査」の現場も取材しました。人体のレントゲン写真と同じように、工業製品の中身を観察できる非破壊検査。仏像をスキャンしたら中に巻物が入っているのがわかったり、おにぎりのスキャンを依頼されたりもしたそうです。
三井住友トラスト100周年 企業スローガン策定の舞台裏
Forbes JAPANで、日本IBMと三井住友トラストの対談を構成しました。三井住友トラスト100周年にあたり、新ブランドスローガンを策定した舞台裏について語られています。総勢15名の役員が5回にわたって大議論したそう。
WebデザイナーのためのUXデザイン講座
マイナビクリエイターの「マッチボックス」では、デザイナー向けセミナーのレポートも担当しています。UI/UXプロジェクトの流れや、UXを支えるHCD(人間中心設計)の考え方について。
最近は「しずかなインターネット」のほうに近況を書いていたりします。よかったら。
2月に公開された記事が少なかったぶん、3月はもっと公開されるはず。来月もどうぞよろしくお願いします。