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アンマchan
2020年6月25日 17:30
太田和彦著『ひとり飲む、京都』(新潮文庫。以下、本書)は、居酒屋探訪家である太田和彦氏が2010年6月と2011年1月に、それぞれ一週間京都に滞在して、ただただ居酒屋を巡るだけの紀行エッセイである。もう10年も前のものなので、ガイドブック的な使い方は難しい。が、本書は、「居酒屋を巡る紀行エッセイ」として、特に酒飲みには、ある意味「理想を叶えてくれる本」であり、「酒飲み指南本」として実用的に使