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なじむ・繋がる・広がる スノーレントリトリート~後編~

こんにちは。静岡県島田市で地域連携型学童保育施設をこれから作るために、準備中のたなかです。

苗字が田中の野球選手といえば、田中将大さんですが、奥さんは「里田まい」さんです。なんと、おそらくですが結婚後の本名は「田中まい」になっているんではないでしょうか。私の本名と同じ~!というわけで、スノーレントリトリートの後編です。(いらん情報)前編の続きになります。

日本の幼児教育の父とも呼ばれる 倉橋惣三先生が言った言葉に「生活を 生活で 生活へ」という有名な言葉があります。 簡単に言えば 子供は生活する中で自ら学び生活を作る ということです。大人も「森を 森で 森へ」という感じで、新しい気づきが欲しくて森に入るのかもしれないね。

スノーレントはスノー(Snow)サイレント(silent)を併せた造語です。その名の通り、雪で埋め尽くされた森の中では、自然の音しか聞こえない凛とした世界です。

この歌に自分を重ねてしまう人はスノーレントリトリートに行くといいと思います。

重い体を最終列車に乗せて 揺れながらなぞる今日の事
ホームに降りて気づいたことは なくした切符と猫背の僕”

BUNP OF CHIKEN/ベル

ただ目の前に並べられた仕事手際よくこなしてく コーヒーを相棒にして
いいさ 誰が褒めるでもないけど 小さなプライドをこの胸に勲章みたいに付けて”

Mr.Children/彩り

世代がわかってしまいますね~!
聞いたことのない方にはぜひ聞いていただきたい名曲です。何でもない日常に価値があること、あたりまえのありがたさを感じる歌です。経済的にも精神的にも親から自立できたときに、ようやくこの歌の本質を感じられて、心に染みたような思い出があります。

繋がる


本題に戻りまして、二日目のテーマは「繋がる」です。午前中にも森に入り、お昼ご飯を挟んで午後も森に入りました。合計何時間を森で過ごしたかわかりませんが大半を森で過ごしました。

森セッションを終えて、その日のチェックアウトは外で焚火を囲んで。
(※チェックアウトとは今の自分の状態・状況・感情を端的にその場で話すことです。)
ここで印象的なチェックアウトがありました。

焚火を囲んで チェックアウト開始前


「森に入って、一人で過ごさなきゃいけないと思ってた。でも、午後に何人かで一緒に丘に登った。誰も足跡をつけていない場所を登っていくのは大変で、特に先頭を進んでいくのはとても疲れるし大変だってことに気づいた。でも一人じゃないから、先頭の役割を交換しながら丘を目指すことができた。丘についてからはバラバラになったけど、開けている丘だからこそ、仲間がどこにいるのか視界に入ったり、見えなくても存在を感じることができて新鮮だった。楽しかった。」と。

非常に共感しました。そうなんです、一人で自分と向き合う時間だったんですが、仲間を感じることができたんです。1日目で仲間たちが歩き回った足跡を辿ってみたり、ここで昨日過ごしたのかな~と思われる、寝そべった跡があったり。ここで引き返したんだね、ここで何を見つめていたのかな、と感じる余韻がありました。まさに二日目のテーマの「繋がる」

焚火に薪をくべるように言葉を重ねていきます

夜はそれぞれが選んだ食材で鍋をしました。白菜、ゴボウ、しいたけ、わさび菜、ジャガイモ、ホッキ入りのすり身、大根、お肉、ネギetc...各自が選んでくれた食材それぞれを自然に褒めあって、ハフハフして。「おいしいね」を何度言ったか分かりません。
バラバラなバックグラウンドのメンバーが同じ屋根の下、ひとつの仲間になっていく

人はそれを 中年テラスハウス と呼ぶかもしれない。 大学生もいるよ~!!

リフレクション

アルコールが入り、夜も更け、初対面からの緊張もすっかりほどけた2日目の夜。またもやカードを使ったワークでメンバーと対話&内省を深めました。リフレクションとは日本語で「内省」と表現されます。このセッションが実に”心の琴線に触れる!”んです。深くは書けませんが、仲間の助けを借りながら、自分の今の行動や価値観の根源がどこにあるのか、自分自身の中にある大切なものを見つけていく時間でした。

ないものを求めてもない。
自分の中にあるものを大切にしていく感覚。

今回滞在したのがタイワノイエと名付けられた施設です。まさに仲間との対話の場にぴったりなお名前。ここに泊まることを知った瞬間に「行く!」と思った気がします。よかったらHP見ていただけると私の気持ちに共感していただけるかもしれません。
主催者・参加者合わせて8名だったのですが、ちょうどマグカップが8個あって色違いだったので、自然とおのおのの好きなカラーのマグを使ったのも素敵な偶然でした。私は黄色。戦隊ものでいうと、主役じゃないけど場を盛り上げたり、偶然キラーパスを出したり。笑 そんなキャラなのかもしれません。


広がる

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。あと少しです。
森に入って自然と自分と対話して、食べて飲んで対話して、お酒を飲みながら対話して。そんなこんなで、迎えた最終日。三日目のテーマは「広がる」。広げる、だったかもしれない。ごめん。

今回は2人1組になって森に入りました。二人で歩く森は昨日と一昨日とはまた違って見えました。楽しい、心強い、心地よい、そんな感情が巡ります。私の組では、森一面が見渡せる小高い丘の頂上を目指すことにしました。先頭を交代しながら、もくもく登ります。

天気は晴れ、風はなし。

雪はちらちら降ったり降らなかったり。

これ以上ない最高のコンディション。

見渡した北の大地はどこまでも白く、海に日の光が反射して輝き、鳥や生き物たちの声がよく響く。

天気に恵まれ、自然のありがたさを感じる

最後はちょっとしんみり、でもあたたかなチェックアウトを終えて、スノーレントリトリートは幕を閉じました。タイワノイエでの片付けも楽しかった。

森にずっと入っていたわけですが、自然欠乏症候群という言葉を私は初めて知りました。自然に囲まれると、人間本来のあるべき姿に心と体が整っていく、そんな感覚を肌で感じた非常に濃厚な2泊3日になりました。

主宰の、たまじゅん、しゅーと、心からありがとう
人生のターニングポイントで訪れたこの森での出来事は、意味がある出来事な気がしてなりません。一緒に参加した仲間たちと共に、私も成長していけますように。

最初に会った時より、みんな一回り成長したかな(ぷっくりした!?)
森でつむがれた絆

最後まで読んでいただきありがとうございました!このような企画に興味を持っていただいた方は連絡ください。リトリート企画のお誘いがあったらお知らせさせていただきますね。

こちらのnoteにあわせて聞いてほしいおすすめソング
スノースマイル/BUMP OF CHIKEN


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