Re#6.【見込まれる瞬間(マネージャー編)】骨太マネージャーが自分も会社も飛躍させる
自部門が不利益であっても全社利益を優先出来るか?
例えば、人事配置において、自部門のエースを他部門に異動させることが全社利益につながるといった経営判断があった場合、自分はどんなリアクションを取るだろうか?と考えてみてください。
エースを引き抜かれる側のマネージャーとして、やはり「成果」に対する責任がありますから、エース不在はかなり辛い。部内の配置をやり直さなければならないし、成果を出しにくくなるし評価が下がる可能性だってある等々。そういった自部門への不利益からくる精神的な負荷がぐっとのしかかります。
その負荷が掛かった状態での振る舞いにおいて、そのマネージャーのスタンスが如実に現れますので、「この人物は全社目線の持ち主なのか?」「まだまだ部門目線のレベルなのか?」を量られるわけです。
そこで「全社目線(経営陣目線)」だと判断された場合、役員候補のフラグが立ちます。
ここは評価の分かれ道です。上記、人事の例だけでなく、売上の付け替えや役割分担の割合、システムの変更など多岐に渡って日々どの目線でどんな意見を述べているのか?非常に重要です。
因みに、社長は全社にとって一番の最適は何か?を問うています。部門部署という縄張りがありませんから。