「○○でなければ」という思考
アダルトチルドレンは、毒親の偏った価値観や思考を植え付けられていることが非常に多いです。
「○○しなければならない」
「○○してはいけない」
「○○の状態は恥ずかしい」
このような発言や態度を毒親は子どもによくとります。
何かに失敗することを恥ずかしいと思い込んでいるのは毒親です。
得られるべき結果を得なければならないと思い込んでいるのです。
そして、毒親が恥ずかしい思いをしないように子どもに失敗しないよう強く主張しているのです。
また、思う通りの結果が得られなかったときに
「失敗した」
「なぜできないのか」
などということを言い、子どもを責めます。
この「なぜできないのか」という言葉も、この先子どもが同じ過ちをしないようにといったり、どうしたら出来るようになるのかということを一緒に考えるために言うのではありません。
「なぜできないのか、失敗をして親に恥をかかすな」
という意味が込められているのです。
親の思うような結果が得られなかっただけで、このような言葉をかけられ続けたアダルトチルドレンは、知らない内に先ほどのような思考が植え付けられてしまっているのです。
しかし、実際には
「何かをしてはいけない」
「こういう結果でなければならない」
ということはないのです。
"正しい結果"や"正しいゴール"というものはありません。
失敗してはいけないということもありません。
何かを出来るまでに一度でできるということは稀なことなので、たくさんたくさん失敗して良いのです。
失敗をすることで学ぶこともたくさんあります。
むしろ、上手くいかなかった子どもの状況を受け止め、一緒にどうしたらできるようになるのかを考え教えることが親の務めですね。
それを出来ない程度の度量だということを、自分でアピールしてしまっているということです。
毒親は自分が思い込む子ども像通りに育つよう、子どもをコントロールすることに必死なのです。
このように事あるごとに毒親の偏った価値観で文句を言われ続け、まるで自分が間違っているかのような物言いをされて育ってきているのです。
身近な存在に評価ばかりされで育ってきたのです。
当然毒親の偏った思考や価値観が正しいものだと思ってしまいますよね。
何をやるにしても他人の目ばかり気になってしまう性格は、毒親に作り上げられたと言っても過言ではないと思います。