「私なんかが…」という気持ち
「チャレンジしてみたいけど、出来なかったら恥ずかしい…」
「こんな私が、こんなに可愛い服を試着したいなんて…似合わないと思われてしまうのではないのだろうか」
あらゆる場面で、人の目を過剰に気にしてはいませんか?
誰かに何かを言われたわけでもないのに。
アダルトチルドレンは、今まで何かをする時に親から“評価をされる”という場面が、おそらく少なくなかったと思います。
「こんなことも出来ないの?」
「何でそういうことばかりするの?」
「どんくさいな、もういいから代わって」
「そんなのにするの?センスない…」
このように、出来ないことを責められたり、自分の行動が価値のないものだと言われてきたりした過去があるのではないでしょうか。
そのように親に振る舞われてきた人たちの多くが、自分が何か行動を起こす際に、親の前でなくても必要以上に人目を気にしてしまう傾向があります。
しかし、例えばあなたがミスをしたところで、あなた自身の価値が低くなったと評価をされているわけではないですし(遅刻ばかりしたり、あまりにも仕事をさぼるなど、仕事に対する態度が悪すぎる場合はのぞきますが)、あなたがお店で試着をすることを、お店の人も周りで買い物をしているお客さんも「そんな容姿で試着なんて…」と気にしていることもありません。
言ってしまえば、他人はそんなにあなたに注目をしていません。
だから、人目を気にしなくても大丈夫なのです。
今までの環境で、あらゆる場面で親から過剰に反応をされて、“評価”されるようなことを言われたり態度に出されたりしてきたアダルトチルドレンにとって、
「何かをすることは、誰かの評価を受けること」
という考えが染みついてしまっていると思います。
でも、実際に家の外に出てみると、人は自分の人生や生活を送ることに集中しているので、そんなに他人のことを気にしている余裕はないのです。
だから、あなたがどんな行動をしても、何を着ても持っても気にしていません。
もし、仮に誰かに批判に似たようなことを言われた場合は
「私の人生なんだから、私はあなたの言うことは気にしない」
くらいの気持ちでいれば良いのです。
自分の好きなものや好きなことを、自由に選択してほしいです。
自分にとっての好きなものを自分の身近に置いたり身につけられることの幸せや、好きなことに取り組むことで感じる充実感を、どんどん感じてほしいです。
最初はきっと、何をするにしても選ぶにしても
「私なんかがこんなことを…」
という気持ちがよぎってしまうこともあると思いますが、
「誰も気にしてないか」
「私が好きだから良いか」
と行動しようとする時に勝手にかかるブレーキをはずしてみてください。