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バラバラのものを繋ぎ合わせて、新しい物事や概念の屋台骨を創る人【賜物図鑑】

天与の才能・資質・強み・ギフテッドのシンボル化

みなさまお一人おひとりの強みや資質や特性をご紹介する【賜物図鑑】シリーズ。

来談者さんの賜物(天与の才能・強み・特性・本質的な個性・特異な資質・ギフテッド)を、ものや景色にたとえてシンボル化し、図鑑形式でご紹介しています。

Symbol of Giftedness
「ジョイント式テントポール」

既存のものを繋ぎ合わせて新しい構造を創る
創造的屋台骨の人

この図鑑の作成と公開は、個別面談のお申し込み同意事項に含まれています。
賜物図鑑の内容からは、来談者さんの個人情報の漏洩が起きないように配慮しています。

<キーワード>

  • 組み合わせ

  • 構造理解

  • 共通点

  • 骨組み

  • 連結

  • 矛盾の指摘

  • 体系化

  • 着想

  • 仮説

  • 検証

<特徴/性質>

①構造理解の強み
すでにある別々のものから、
直感的に共通点や規則性を
見つけだすことができる。

②構造構築の強み
本質や原則を繋ぎ合わせて、
矛盾がない不変の構造、
新しい物事や概念を創造する。

<強みを発揮するとき>

直感的に得た関連性の着想を
丹念に検証して汎用性を確認する。

矛盾がないか?再現性はあるか?

直感的着想に
理屈が追いつくまで冷静に見極める。
早合点しない。

表に見えない内部構造を見定める。

<弱みになるとき>

完成を諦めるとき。
新しい物事や概念の理論構築を諦めれば、
日の目を見ずに終わる。

中途半端に組めば支柱が折れる。
検証が不十分なまま、
矛盾を無視して無理やり完成させれば、
その創造物を利用した人たちが
不利益を被る可能性がある。

<解説/編集後記>

短い中空の金属棒をつなげて支柱にする

みなさんは、アウトドアでテントを使ったことがありますか?

テントを組み立てたことがある方も、全然経験がない方も。

テントの支柱

テントを組み立てるには、アルミや鉄、カーボン製の支柱を立てて、骨組みを作ってから、居住空間である本体を取り付けていきます。

このテント本体を支える支柱は、当然長くて頑丈なもの。

かつ、持ち運びし易いように、組み立て&片付けがしやすいように考えられていて、中が空洞になった短い棒が、ロープで何本も繋がっています。

この短い棒を一つ一つ繋いで組み立てていくと、簡単に骨組みが出来上がるわけですね。

テントの支柱は、テント全体を支えるために頑丈でなければなりませんから、折ったり曲げたりして形を変えるわけにはいきません。

だから、短い棒を何本もつなぎ合わせることで、強度とコンパクトさを両立させました。

このテントの支柱が、今回の賜物のシンボルです。

別々の何かを一本につなげる

この賜物は、まるで支柱をつなぎ合わせてテントを組み立てるかのように、不変の構造、そう簡単に変わらない事実を見出し、

それらを繋ぎ合わせて、新たな1つの形を作っていく視点を示しています。

新たなものとは、形ある物質の場合もあれば、形がないアイデアや概念の場合もあるでしょう。

「アイデアは、既存の要素の新しい組み合わせ」
そう、どこかで聞いたことがあるかもしれません。

この賜物は、まさに既存の要素を組み合わせて、新しいものを創造するアイデアの強みだと言えます。

一本に繋がっていることが予め分かっているかのように

しかも、この賜物のスゴいところは、パズルのようにカチッとハマる組み合わせを一つ一つ探すわけではなく、

「AとBは、Cの部分で関連しているよね」といった具合に、繋がりがあるところ、共通点や規則性や関連性を、直感的に見つけ出すことができること。

そして、それを単なるカンで終わらせず、見つけ出した繋がり・共通点・関連性に矛盾がないかどうか、再現性があるかどうかを、あとで丹念に検証します。

まるで、テントが倒れないように、支柱の強度をチェックするかのようです。

一つ一つの発見や別々の事実を、検証を重ねては繋ぎ合わせてくっつけて、

そうして、いつしか別物の1つの理論を作り上げ、新しい構造を支える屋台骨が組み上がっていくことでしょう。

テントの支柱は、いわば理論や概念を支える屋台骨。

そして、組み上がった支柱の上に覆われたテントは、1つの大きなサービスやコミュニティ、文化や世界観を形成します。

パターンを収束させて、1つの答えにたどり着く

繋がりを見つける着眼点。
加えて、この賜物は卓越した理解力も示しています。

いくつもの情報を、パターンを検証しながらつなぎ合わせるので、たとえば個々の情報をバラバラに分解しても、それはそれとして取り扱うことができるでしょう。

そして、できることなら誰にでもどこでも、その理論が通用することを目指します。

誰でも使えるような、共通の基準や規格にまで完成度を高めることができれば、理想的ですね。

また、構築しているもののスケールが大きければ大きいほど、支柱がたくさん必要になり、またサイズも大きくなりますから、組み立てに時間も材料も必要です。

どこを完成と見るかは定義が難しいですが、ひとまず形を成すところまでたどり着けるはず。

矛盾を見過ごしておけない

どんなに表面上はキレイできらびやかであっても、屋台骨となる土台の部分を見ていれば、見せかけに騙されることはありません。

この賜物には、周りの人や社会の矛盾がよく見えてしまう側面があります。

なぜ、こんな穴ぼこの理屈を、みんな信じるのだろう?
なぜ、こんなに矛盾があるのに、みんな気にしないのだろう?と。

来談者さんは、はじめはそうした矛盾に怒りが湧いたけど、自分で別の新しいものを作ればいいと考え、怒りから創作意欲へ、エネルギーの使い方を切り替えられたそうです。

この怒りは、いわば内側の本質的なところが見えているからこその義憤。

世の中の仕組み、その人そのもの、内面の本質的なところ。

そうした「中身を見てみたい(分解して見てみたい)」と思う、構造理解へのエネルギー。

そして、別個の物事に繋がりを見出し、それを納得できるまで検証して見極め、新しいアイデアに形作っていく、構造構築のエネルギー。

一体、どんなテントを建てようとしているのか。
どんなアイデアを形作ろうとされているのか。
私もとても楽しみです。

「ジョイント式テントポール」の賜物の
シンボル解説をさせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。

賜物図鑑はInstagramでもご覧になれます

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