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傷ついた子供と新しいルール
アダルトチャイルドとの和解という言葉に改めてハッとした今日。
数年前にインナーチャイルドを扱うセラピーコースを通過して、
強烈さの中で生きていた生活が全く変わった。ドーンと道が開いた様な感覚を今でも思い出す。
内側で瀕死になってるチャイルド、死んだチャイルド、そこの匂いを辿って、チャイルドと出会ってきた。
そこにはいつも強烈さがあった。ズタズタのチャイルド。
当然といえば当然だけど、その頃の実生活もズタズタだった。
そこが急に何もかも変わってしまって、私のマインドはものすごく混乱した。
世界が突然ウエルカムになって、どうしていいのかわからなくて怖くて仕方なかった。
世界がウエルカムになると、やることがほんとにスムーズにいって、
不幸なれしている私は逆にそれに怯える様になった。
安全な場を手に入れるということは、
自分の痛みが本当の意味でわかる様になるってことだと思う。
突然夫の足音が怖く感じる様になって、
あ、私はこんなに夫に父親を投影して怖がっていたのに
気づけないままだったんだとか、日常の中でいろんな感覚感情に気づく様になった。
新しい職場で働き始めてからは、
自分の内側から不安な声がたくさん聞こえる様になった。
その度に毎日、バイト終わってから子供の幼稚園のお迎えまでの間の時間、
私は車の中で泣きながら自分の不安な声たちに寄り添った。
こんなに不安だったんだ。こんなに不安で孤独の中で生きてきたんだ。
小さな自分を何度も何度も抱きしめた。
一年ほど前に地元に戻ってきてからは、
自分のやりたかったこと、特に些細で気が付きにくいような
小さな幸せに目を向けて、自分の声を聞いてきた。
大好きだった映画もまたたくさん見れる様になった。
夫と毎朝ウォーキングに出かける。海を見ながら、傷ついてきたことをシェアする。ポロポロと出てくる言葉を夫がうんうんと拾ってくれる。
本当に大変だったんだね、そう言って静かに隣に立っていてくれる。
私の中に確かな安心感というものが、育っている様な感じがある。
そのおかげなのか、自分のアダルトチャイルドとの和解ということについて再び目がいく様になった。
決してほっておいているわけではないけど、
保護して、ケアして、やりたいことをOK出してやる様になってからは、
他者との関わりの中で、自分のチャイルドも心地よく自分らしさを発揮しながら、相手と繋がるためにはどうしていったらいいだろうねみたいな
私の内側の子供のとの新しいルール作りみたいなものを模索するようになった。
うまくまだ言語化できてないのだけど、ただチャイルドをケアするだけでは不十分だと感じていて、
よりよく生きるための本当のしつけについて明確にしていって、
双方に納得ができるルールから世界に関わっていくことが、
アダルトチャイルドとの本当の和解の段階かもしれないなと感じている。
精神的ネグレクトを受けてきた私にとって、これはまたとてもチャレンジなのだけど、
今までのようにパーツ集めのための学びとは違っていて、
スポーツをやっているような感覚、遊びの中で、自分をまた知って出していく。
そんな感覚と共に今ここにいる。