もう、卵は食べたくない。
年収200万円台だった時代がある。
ベット?そんな贅沢は敵だ。
フローリングに布団でけっこう。
1人暮らしはしたけれど、家は線路のそばだから、ゆれるゆれる。
そのゆれが私の心臓をゆすり、音が響き渡り、ブルースが生まれていく…はずもなく、ただ自尊心がつぶれていくだけだった。
洗濯機?そんな贅沢はできない。
土曜日午前中の日課として近所のコインランドリーに出かけるのだ。
コインランドリーの民度は低い。
下着をその場で脱ぐ女子やワンカップおじさんが至近距離にいる。
穴の開いた下