僕の頭の中
こないだ申し訳程度の就職活動を経験し、全ての選考、結果通知が終わったので備忘録として一部始終を書き留めておく。
結果からいうと、
内定
外資系コンサル(戦略)
会計監査アドバイザリー(GRC(Governance Risk and Compliance))
外資系アドバイザリー(ビジネスリスクコンサル)
米系大手銀行(オペレーション部門)
メガバンク(総合職)
落ちた,ブッチしたところ(落ちてどうでもいいので名前出す)
BCG, マッキンゼー, ベイン, ATカーニー, IBM UK, IBM japan, strategy&, indeed, Goldman Sachs, クレディスイス,野村総研, ZSアソシエイト
結論から言うと、めっちゃすごいところは全部落ちて、そこそこくらいのところからはオファーをもらえたという感じだった
所詮、「一橋大学レベル」という感じが否めない。
以下に就活を通した感想、取り組み方などをメモしておく。
モチベ
モチベは金。
こんな仕事がしたいというビジョンは1mmもなく、20代で海外の大学院に通えるお金が貯めるため、投資の額を増やすために働くかあ、という感じで就活を始め、続け、終えた。
それ以上でもそれ以下でもない、一生続ける気など毛頭ないので、ただ只管に金を稼ぐ手段を手に入れたかった
企業選び
就活は企業に出願することから始まる。
企業を選ばなければならなかった。
業界などどうでもよかった僕は、初任給ランキングみたいなサイトを上から、かつ体育会系の体質の企業は避け、ピックアップしてアプライした
したがってマイナビとかそういうのは1つも登録していない、ストレスフリー
ロンドンで就活せねばならなかったので、海外エントリー可能な企業を選んでいたら自ずと外資系が増えた、そりゃそう
ES
ESは適当に書いて使い回す、時短。
適性検査(WEBテストなど)
外資系コンサルは結構この試験で90%落とされるみたいなことを読んだので中古でSPI、GMATの参考書を手に入れさくっと1周くらいした、1週間もあれば終わる
テストセンターでの試験を使っている日系企業は去年の夏にBCGの一次選考を通過した際の試験を使い回した
WEB試験の企業は適当にぺぺっと解いたら全部通った
結果、対策いらなかったなと思ったので今後受ける方は対策はしなくていいと思う、相当頭がやばくない限りは。
面接
面接対策はしたほうがいいと感じた
といっても、だいたい聞かれることは日本語、英語で文章に起こしておけばよい
ほとんどWEB面接だったため画面の文字を音読するだけでよく、最強だった。
よくある質問は以下、
・志望理由→ESを音読、なるべく自分の専攻から派生させる
・学生時代頑張ったこと→「ケンブリッジでの留学です」(安定、かつ最強)
・周りからの自分の評価→「バランサーと言われます」(全ての業界で使えて便利)
・自分の強みと弱み→「なんでもマルチにこなせること」「自分に厳しい分他人にも厳しく」(これは外資系には受けそうと思って使った)
・困難を乗り越えた経験→「留学での生活」(適当)
・チームで何かをした経験→「サークルの幹部でした」(エピソードでっち上げ)
・キャリアプラン/どんな仕事がしたいか→その辺に落ちてる社員のインタビュー記事みたいなのを適当にアレンジして読み上げればよい
・5年後うちでどうなっていたいか→「多角的視点と専門性」(一見矛盾してそうでしてないのですごい響きがよい)
・志望している業界→「主に御社業界です」(大嘘)
面接は大体、以上の質問を英語、日本語で文章化しておくだけでOK
直前に通読して内容を頭に入れておけばよい
そして答えるときは常に結論ファースト、なるべく少ない文字数で答える、漏れなくダブりなく、これだけで仕事できそうな感じになるって書いてあったので実践した
英語はなるべく詰まらないように、適切なサイレンスを保ち、相手の目を絶対に逸らさないことを意識
ケース面接
ケース面接はネットで評判がいいっぽかった「東大生〜」を2冊、0.8周くらいした、
2~3日くらいでサクッと見るくらいがちょうど良さそう
どこにいても書籍が買えるkindleさんまじパネエ
実際めっちゃわかりやすかったけど繰り返し解くとかは不必要と思った
実際の面接ではフェルミ推定と両方やることが多かったが、ここまで設問が丁寧ではなかったので、ふーんこんな方法があるんだ、くらいに思っていれば良さそう
どういうことかというと、
・参考書の問題:日本に存在する乗用車の数を求めよ←とっつきやすい
・実際の問題:2040年の電子新聞の発行部数を求めよ←参考書があまり参考にならないのでその場勝負
ケースの場合は(GDも含め)フレームワークを使ってればいいみたいな風潮があるのでフレームワークをひたすら暗記すればよいと思った
実際はその場のアイデア勝負みたいなところあるし。
そして、聞かれたことに論理的に答えてれば受かるし、そうでなかったら落ちると思った
逆質問
逆質問は説明会とか1度も行ったことがなかったので割とありがたかった
俺がよく聞いた質問は以下
・その人のここまでのキャリア→最終面接まで後何回くらいなのかがわかる
・専門性が高い職業なのに新卒を取る理由、新卒に求める資質(skill & personality)→求める人物像がわかり次の選考へのヒントになる
・社内のcultureはどんなものか→自分にあってるか
・会社としていま力をいれている分野はなにか→単純な興味、伸び代があるか判断
逆質問はなるべくぶつ切りにならずに会話みたいに
「いま〜というキーワードがあったが〜」
「You just described ~ as ~ but could you explain it more?」
みたいに引き伸ばしてコミュ力を見せれる気がしたのでそれを意識
Overview
就活という営みについて2つの真逆の感想を抱いた1.作業感 2.経験しておくのもいいかも
1.作業感
全体を通して作業感は否めなかった。まるで学校の期末テストのような。
聞かれるであろうことを事前に予測・準備して、回答する。
真面目にやれば受かる、手を抜けば落ちる。そんな感じがした。
総じて、インタラクティブな営みだとは到底思えない瞬間もやはり多かった
2.経験しておくのもいいかも
一方で得たこともいくつかある。
まずは、社会ってすごく広いんだなあということ。いろんな業界があっていろんな部署があって、みんな一生懸命働いてて素直にすごいと思った。もっとみんな嫌々働いてるのかと思ってたら、そうでもないみたい。
次に、社会で生きていく術の一端みたいなものを経験できた。聞かれたらこう答えると相手の評価が上がるというのを常に意識し続けた経験。
次に、前に先輩が呟いていた自己分析というヤツ。自分とは何者で、なんの価値があるのか/ないのかを改めて知れる。いいこと。結果、自分は企業に入っても何らかの努力ができるポテンシャルがある、チャレンジが好き、割と広く興味を持てるなどがわかった(?)ので前面に押し出した。
次に、多少のLogical thinking。外資系企業の面接に当たってLogical thinkingとはなにか、そしてその見せ方を少しは身につけれたかなと。ただAcademic thesisとかで使うLogicalと少し違うかも?
そして最後に、自分より何百倍賢い人に出会えた経験。ロジックオバケみたいな面接官や、Londonでの面接の時に出合った博士を修了した方の、話し方、話の面白さ、わかりやすさ、そしてもちろん英語力。
全体を通して自分の雑魚さがわかった。社会ってすげえなー。怖ー、出たくない。
引き締めて、努力します。
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