箱根 本に囲まれた温泉 箱根本箱
葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。以前、箱根のバーホテルという素晴らしいホテルのレポートをいたしました。箱根は面白くていいホテルがいくつもありますね。
今回はタイトルにもあるとおり、箱根の本箱というホテルのお話です。お店のワイン担当が視察、レポートしてくれました。
今回の旅の目的は、すっかり本を楽しみのために読まなくなってしまって、読書家とは縁遠くなった私が、1人遊びにぴったりな本はどんなジャンルか?を探すことでした。
.料理や自然、音楽、小説、詩、写真集、絵本、といろんなジャンルが揃い、音楽家の上原ひろみさんなど著名な方々が選んだ本が置いてあって。なんか人の書斎を覗く感じでした。
谷川俊太郎さんも訪れた、詩集がずらりと並んだ書斎。ここが最高に気持ちよかった。いっぱいの本を抱えて部屋に閉じ籠り、1ジャンル読んで、疲れたらテラスの強羅温泉がひかれている露天風呂につかり、を繰り返し、眠くなったら寝て。起きたら深夜だろうがまた読書とお風呂、最高でした。
酔っ払うのも惜しくてハーブティーもいっぱい抱えて。 頭をグルグル回転しながら本の旅。いろんなことを描写する詩集や、平易に書かれた現代哲学っぽいのがとてもリラックス。
部屋から出たくなくて今回は断念しましたが、つぎはショートフィルムがずっと上演されているフィルムセンターにも行ってみようと思います。スタッフの方にもいろいろ助けていただきました。 見つけていただいた、本の気になるメッセージを書き留めるメモ帳、大事にします。
お篭りディナーは、年末の最高のご褒美。走り込んだオープンキッチンの巨大なバーカウンターには、数組除き1人旅の方々。気まずくない1人ディナー。
ベジブロスのスープで乾杯し、スーシェフのマイクアナウンスをもとに次々とお料理運ばれます。 プーリア州で修行されたシェフのお料理は、東海道五拾三次のストーリーに沿った箱根付近のお野菜、お肉、お魚などをふんだんに使ったもの。
天才イノベーター、などのユニークな料理のネーミングとストーリーを聞きながら本当に楽しい時間。アルコールのペアリングも愉快。 鴨ローストに合わせたローヌのシラー はまるでブルーベリーのソースのようで明るく華やか。 焼き米のリゾットに合わせた日本酒はリンゴのよう。 食後酒の米麹をつかったクラフト酒はまるでイチゴ。
いまは新たな日本酒は作り出せないため、同じ製法でもクラフト酒と呼ぶそう。イノベーターの抜け道という一皿、映画を見ているように楽しかった。 ブリのお刺身と菊芋のソース が最高に美味しかったのですが、ここはサスエ前田魚店のお魚で、下処理が絶妙なのだとか。スタッフの方もとても感じがよかった。
#箱根1人旅
#読書は究極の1人遊び
本当に満喫されたようでなによりでした。次回はぜひ自分も行ってみたい!感化されたわけではありませんが、本屋で何冊か面白そうな本を物色して、年末年始は読みながらのんびりと過ごします。
読んでいただきありがとうございました!皆様、よいお年を!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?