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海を臨む葡萄畑の幸せな散歩 - 余市ワインフェスタ 農園解放祭
葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。
前々回、前回のブログで夏休みの自分を振り返り、身体、精神ともに見直すお話をしました。これからしばらくは夏休みに新しく体験したことをブログにしていこうと思います。
さて、今回は北海道余市のワインフェスタ、正確には農園解放祭ですが、ラフェト・デ・ヴィニュロン・ア・ヨイチ2024に参加してきたお話です。
お店でも出したことのある有名なドメーヌ・タカヒコさんも余市のワイナリー。北海道の余市には多くの素晴らしいワイナリーがあります。
と、いっても、なんとなく聞いて知っているのと、体験するのでは大違いでした。
海を臨む広大な肥沃な土地。高い青空の下に広がる見渡す限りの葡萄畑は日本であることを忘れてしまいそうな景観です。フェスタは美沢エリアと楢の木台エリアに大きく分かれており、そのエリアの間はシャトルバスで10分程度。
美沢エリアには10のスポット、楢の木台エリアには4つのスポット。それぞれにワイナリーやキッチンカーなどが出ていて、エリア全体では40くらいのワイナリーが参加されていました。
参加ワイナリーなどはこちらのオフィシャルサイトで。
美沢エリアの全長は2キロ、楢の木台は1キロ。ブドウ畑を両手に、農道をワイングラスを持ちながら、それぞれのスポットでお目当てのワインナリーのワインを飲みに行きます。
ワインの値段は30mlのところが多く、200円~400円。それぞれのワイナリーで3種類から6種類くらいのワインが用意されていました。生産量が少なく余市だけで消費されるワインも多いらしく、ここでしか出会えないワインとの一期一会に心が躍ります。
誰だったか忘れましたが「ほかのお酒ではあるけど、ワインを飲んでるときはほとんど愚痴は出ないよね」というような言葉を聞いたことがあります。気持ちの良い風とブドウ畑の香り、参加している人たちすべての笑顔がきらきらしていました。
このワインフェスタが特別になった二つの出来事。
一つは妻がボルドーに研修に行ったときにご一緒した方が、余市でワイナリーをはじめ、はじめてのワインとともにこのフェスタにも出店されていました。North Creek Farm。出されていたワインはどれもフレッシュだけど味わい深く、余市の土地の広がりを感じさせるものでした。
そのワイナリーのお手伝いに来られた方が、まさかの葉山在住の方。余市、ワインの魅力にひかれ、余市に土地を購入し、これからワイナリーをはじめる準備をしているとのことでした。世界は狭いというか、本当にいいご縁を感じました。
二つ目は出店されていたレストランとの出会い。前夜は札幌市内のイタリアンレストランにお邪魔しましたが、そのシェフがこのワインフェスタにも出店するとお聞きして、二日連続でおいしいパスタや魚、お肉料理をいただきました。
そのレストランのシェフは朝サーフィンをしてから、レストランの仕事をされるとのこと。今年サーフィンを始めた娘と、バリ島で久しぶりにサーフィンを楽しんだ僕たち夫婦。余市でもサーフィンができると聞いたので、次回はそれもプランに組み込んで訪れたいと思います。
こちらのイタリアンレストランについては、またブログで書きたいと思ってますが、次回北海道に来るときにもこのイタリアンに絶対お邪魔したいと思ってます。
最後になりますが、このフェスタで感じたオペレーションについて。余市ラフェットのチケットは入手するのが難しく、今回はJALの航空券付きのパックでどうにか手に入れることができました。
フェスタのエリアは非常に広大ですが、オーバーツーリズムを避けるために、チケットの数をなるべく抑えている印象がありました。一部のスポットでは、トイレの待ち行列がかなり長かったことはありますが、それ以外ではワインやフード、シャトルバスの待ち時間なども少なく、快適にワイナリー巡りをすることができました。
余市の町の皆様、ワイナリーの皆様、運営にかかわられた方々、すべての皆様に感謝したい素晴らしいイベントでした。ありがとうございます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!