ザ・ヴェール・ルスツに学んだストレスフリーな3つのポイント
葉山の海辺でシャンパーニュバーを月に2,3回オープンさせているインギャリオン店主です。2月はアロハバレンタインという、友達のハワイ出身DJがハワイアンとアーバンミュージックを提供しながらハワイビールやワインを飲むという定例となった企画と、通常オープンの2回でしたが、天候や気温にも恵まれて、昨年後半よりもさらに多くの方々に来ていただきました。本当にありがとうございます!
来月のオープンに向けて、今回もいつも通り新しいシャンパーニュ、ブルゴーニュなどの試飲やおつまみの試作、それに関わる試食を続けています。先週から北海道のルスツスキーリゾートで北海道のワインやおつまみなどの探索に来てます(娘の冬休みでのスキー旅行をかねてですが、、、)。ということで、今回はルスツリゾート、それも3年前にオープンした、ザ・ヴェール・ルスツに滞在して感じたことについて書きたいと思います。
北海道の留寿都村にあるルスツリゾートは日本で1番のスキーリゾートとして世界で何度か表彰されたこともあるところです。2020年に新しくザ・ヴェール・ルスツというコンドミニアム型のリゾートホテル、ができました。10階建て、50数平米の部屋から、300平米近いペントハウス部屋まで、148部屋あります。このホテルに滞在してみて感じた3つのポイントについてみていきたいと思います。
1 場所によるストレスフリー
ルスツリゾートにはザ・ヴェール・ルスツとルスツリゾート・ホテルから近いWestマウンテン、WestinルスツリゾートからアクセスするEastマウンテン、Isolaマウンテンという3つのゲレンデエリアがあります。ゲレンデの広さと長さでいうとEastマウンテンとIsolaマウンテンのエリアがスキーヤーやボーダーにはいいのですが、家族連れやどちらかというと初級中級者、スキーやボードも楽しみたいけど、リゾートでゆっくりしたいという方にあっているのがWestマウンテンエリアです。Westマウンテンエリアのルスツリゾート・ホテルからザ・ヴェール・ルスツに室内でつながっている一連の建物には、いくつものレストランやショッピングエリア、コンベンションファシリティーやメリーゴーランド含めたゲームエリア、大浴場、プールなどがあります。ザ・ヴェール・ルスツは一番新しくできたビルディングでそのエリアの1番北東方向にあります。
ザ・ヴェール・ルスツからWestマウンテンのゲレンデへはゲレンデに一番近いところに設置されているスキーロッカーから、100メートルほど。ロッカーに自分のスキーやボードを保管しておいてすぐにゲレンデにアクセスすることができます。そして帰ってくるときにはホテルへの参道を滑ってくれば、そのままスキーロッカーの前につくことができます。
通常のスキー場だと休んだり昼食を食べたりするには、人が多くて混雑しているロッジに行くしかありませんが、ザ・ヴェール・ルスツの場合は疲れたり、お昼ご飯を食べたりするのも容易に自分の部屋に帰ってくることができます。ゲレンデと直通できていて、スキーロッカーも最短の場所、部屋への動線がストレスなく効率的に考えられているのがすばらしいところだと思います。
2 時間によるストレスフリー
場所の優位性と施設の充実さ、使いやすさがあいまって、本当に効率的にリゾートでの時間を過ごすことができます。通常東京から泊りでスキーにいくときには、電車や車でスキー場に行き、スキー場についてから滑る準備をします。その後、レンタルする人はレンタルして、リフト券を買い、滑りはじめ。疲れてからお茶したり、昼ご飯を食べたりして、夕方ごろまで滑ります。その後、民宿やホテルに移動し、お風呂や温泉に入ってから夕食、そして飲み。翌朝はまた出発の準備をして、スキー場に向かい、滑ってから帰るというのが一般的な泊りでのパターンではないでしょうか?
ルスツに来るには家から空港に行き、それからバスかレンタカーで移動します。ザ・ヴェール・ルスツに着いてからは、これまで自分がいっていたそのほかのスキー場で滑るより格段にストレスなく滑ることができました。
朝起きてホテルから繋がっている建物でのレストラン(和食、中華、洋食の3レストラン)で朝食をとり、部屋に帰って滑る支度をする。ホテルのフロントでリフト券を専用機械で発券し、スキーロッカーで装備をして、ゲレンデに向かう。その後、すぐに滑りはじめ。朝一の温泉に入り、8時半頃からゆっくりとホテルで朝食をとっても、10時前には滑り始めることができました。
午前の部が終わってから、部屋に帰って簡単な軽食とビール。ホテルはコンドミニアムなので、リゾート内での簡単な軽食を調達して食べたりすることができます。おすすめは前日に新千歳空港のお土産屋でいろいろな食材を調達することです。スキー場のお昼の混雑にあうこともなく、部屋で自分たちの好きなものをゆっくり食べて飲む。リーズナブルな上に、こんな幸せなことはありません。
午後から何本か滑ってから、娘とプールに。小一時間泳いでから温泉に。体もリラックスして、さっぱりして部屋に帰ってもまだ17時前です。これまで行っていたスキー旅行とは全く違って、1日が本当に効率よく長く使えます。まさしくリゾートでゆっくりしている気分。
もちろん、ルスツ以外、北海道以外のスキー場でもこのような体験ができると思います。ただ、冬のスキーに限らず、夏のゴルフなどについても、北海道や沖縄のリゾートというのは、これまでの経験からすると、本州の場所に比べると時間を有意義に過ごせるような場所やプログラムの設計がされている感じがします。場所や気候、自然の優位性はもちろんありますが、そういったプログラムやファシリティーの設計がされていることが、海外の方が多くいらっしゃる理由でもあると思います。逆に海外の方のエクスペリエンスを考慮して、設計されているともいえるかもしれません。ルスツリゾートも日本一のスキーリゾートと言われるだけのこともあり、海外の方が半数以上。ザ・ヴェール・ルスツでも、フロントと会話するのは日本語でするより英語でした方がスムーズにいったという、ここはどこ?というおかしなこともありました。
3 滞在スタイルによるストレスフリー
ルスツリゾートでの宿泊はルスツリゾート・ホテル、ウェスティン・ホテル、ザ・ヴェール・ルスツという新しいコンドミニアム型のホテルと、あとはそれほど多くはない近くのペンションという構成になっています。ザ・ヴェール・ルスツはルスツリゾートの最初のコンドミニアムということで2020年にできた施設ですが、投資あるいは実需としての販売も行っており、オーナーは自分が使わないときはホテルとして貸し出すこともできるようです。なので中は分譲マンションに洗濯機、乾燥機、テレビ、ベッド、ダイニング、ソファなどがすべて備え付けられた作りになっています。
以前、我々家族の旅の楽しみ方というテーマでブログを書きました。妻も自分も料理が好きで、現地の食材やワインを探索するのも好きなので、国内でも海外でもコンドミニアム型の施設に泊まることも多くあります。
ザ・ヴェール・ルスツもコンドミニアム型で、食器や鍋類、簡単な調味料やラップ、ホイル、洗剤など、何も準備しなくても暮らすように滞在することができるようになっています。海外の人も多いからか、シャンパーニュグラスやワイングラス、塩も胡椒もミルタイプなど、少しずつオシャレな仕様です。滞在したのは9階の部屋でしたが、窓からの眺めも申し分ないものでした。
家の真裏にスキー場があって、同じ続きの建物にプールや温泉があり、レストラン、ショッピング、エンタメエリアが家からすぐに何度でも好きなときに行ける。住んでるように滞在できるので、行動のプランを緻密にたてる必要がありません。
そして、我々が大好きな現地食材とワインを仕入れての、料理とディナータイム。誰にも時間にも邪魔されずにリラックスした時間を過ごすことができました。
時間によるストレスフリーのところでも書きましたが、朝温泉に入ってゆっくりレストランで朝食、滑ってから部屋で軽食とビール、午後も少し滑ってから、ブールや温泉。その後は少し休んでからナイタースキーに行くもよし、部屋でゆっくりするもよし、ショッピングに行くもよし、ゲームなどで遊ぶもよし、主にWestinホテル側にある高級レストランで舌鼓を打つもよし、場所と施設の優位性によって多様な滞在スタイルを楽しむことができます。
ザ・ヴェール・ルスツのレボートいかがでしたでしょうか?子供連れ、料理好き、事前の緻密な計画が嫌い、色々な体験を楽しみたいといった我々と同じような特徴がいくつかあるようであれば、ザ・ヴェール・ルスツの滞在をより楽しめるのではないかと思います。
読んでいただきありがとうございました!
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