三茶 女子ばかりの不思議なイタリアンバル
葉山の海近、月に1回程度、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。
今回はバー店主の現在のもう一つのホームでの飲みの体験、ちょっと不思議な体験について書きたいと思います。
自分のバーをアップデートするために、日々、色々なレストランやバーに行くようにしてます。自分が楽しみたいというのが、まずは最初にあるのが、本音ではあります^^
よく飲みに行く場所はやはり近所が多く、下北沢から三軒茶屋に向かう茶沢通り沿いにも多くあります。
その中で、入ろうと思ってもタイミングが悪く、入れなかったレストランやバーも多くあります。
今回行った三軒茶屋から下北沢に向かう途中、太子堂のイタリアンバルもその一つ。今回は入ることができたのですが、不思議に思ったことがありました。
前回は飲んでから2軒目か3軒目。21-22時ごろだったと思いますが、チーズでもつまみながらワインを飲みたいと思って見つけたお店。
予約はしてなかったのと、ほぼ満席だったので、その時は入るのをあきらめました。1人だったので、お店の人に言えば、空いているカウンター席に、入れてもらえたかもしれません。
ただ、それを躊躇させたのは、、、お店のお客様が全て女性だったのです。気にしなくてもいいのはわかっているのですが、そんな中に入っていくのは、実際は勇気がいることで、あきらめてしまいました。
今回は早い時間、すでに2組の女性同士のお客様がいらっしゃいましたが、まだカウンターにかなりの余裕があったので、1人で滑り込むことができました。
入ってみたいなという自分のアンテナが反応した通り、グラスのワインが10種類近く。美味しそうなFoodもリーズナブルな値段でメニューに並んでます。やっぱり当たりだなと思い、2品ほどFoodを頼んで、泡からお願いします。
頼んだ白レバーパテも来て、ワインを楽しみ始めてから30分もたたないうちに、予約含めて次々とお客様が入ってきます。
そしてなんと、今回も一つのカップルを除いて、全て女性グループ。十数席のお店があっという間に満席になりました。
女性ばかりの理由をいくつか仮説を立ててみます。
女性受けするメニュー構成
料理の美味しさ
価格のリーズナブルさ
インスタ映えする品物、サービス
シェフのイケメン度合い
内装の美しさ、可愛さ
メニュー構成は特段変わっているわけではなく、通常のイタリアンバルよりはグラタンが多いくらい。料理やドリンクのインスタ映えというのも、それほど意識されているものではなさそうでした。
シェフの前の席だったのですが、よく頼まれたメニューはレバパテ、アボカドサラダ、白子のグラタンといったところ。どれもシンプルな白いお皿に乗って提供されていました。
シェフはある俳優に似た甘いマスク。サービスのスタッフと時々確認しながら、テキパキと料理を作っていっています。キッチンのレイアウトが少し奥まっているので、お客様と会話するような機会はほとんどなさそうです。
僕が頼んだ白レバーのパテ、スルメイカと野菜のフリットですが、値段に対してかなりのボリュームでした。料理はもちろん美味しいのですが、中ではこれが1番の理由のように思えました。
とはいっても、もちろん他の要素も合わさっての魅力だとは思いますが、ここまで男性がいないお店に驚きました。たまたまそういう日に訪れただけかもしれないということもありますが、皆様、どう思われますか?
できてからまだ2-3年、このところインスタは更新されておらず、マーケティングしなくてもお店が繁盛してうまくいっているように思えました。
自分のバーに参考になるところもありますが、不思議な部分に出会えるのも楽しいですね。
読んでいただきありがとうございました!