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白馬 冬より夏に稼ぐリゾート
葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。先日、2025 最初のバーオープンさせていただきました。来ていただいたお客様方、楽しい時間を過ごせました。本当にありがとうございました!
さて、今回はかなり前に読んだ本から。元農林水産省の官僚で現在は白馬岩岳マウンテンリゾート経営者の和田寛さんが書かれた「スキー場は夏に賭けろ!」です。
以前、サーフィンとスノーボード、ジェイク バートンの記事を書きましたが、その時にKindleでリコメンドされた本。タイトルがキャッチーですぐに読み始めました。
著者の和田さんが白馬に移住して、白馬岩岳マウンテンリゾートの経営をされるようになった頃は赤字だったスキー場。冬のスキー場だけのビジネスモデルから、夏にも稼ぐためのさまざまな取り組みを行うことによって、夏のお客様が冬のお客様を遥かに超えるようになった詳細について書かれています。
展望施設や大型ブランコ、アウトドアアクティビティや人気のパン屋さんの誘致や地産地消のデリレストランなど、魅力的なコンテンツを次から次へと出されていきました。
夏にお客様に来てもらうためには、その場所にしかない隠れた資産を見つけて、唯一無二のコンテンツを作る必要がある。そのためのステップやノウハウが、実際の経験から軽快に楽しくわかるように書かれています。
これまでのスキー場ビジネスから、「半日程度以上の時間を国内外のお客さんに使ってもらい、目に見える製品や商品をお渡しすることなく、満足感や爽快感を覚えてリフレッシュした状態で、もとの生活に戻ってもらうビジネス」に。
ビジネスの定義をし直すところから始めれば、さまざまな可能性が現れてきます。そこから、隠れた資産、「磨けばその会社や地域にとって宝物になるのに、何らかの理由で埋もれたままになっているもの」を見つけ出し、磨いていくことで、魅力的で競合優位性を持った場所になっていきます。
そういった魅力的なサービスは、モノマネや外部の人間が思いついたようなものではいいものになりません。地元白馬を遊び尽くした現地の人によって、隠れた資産を見つけることが重要。とにかく遊び尽くす、というところに大きく共感しました。
この本を読んでいる時に、ちょうど友達家族が神戸から葉山に遊びに来てくれていました.聞くところによると、白馬でビジネスを始めたとのこと。また、新しいプロジェクトも進行中でした.
本の中では、葉山の人たちも白馬に関わっていることも分かり、ますます白馬に親近感が湧きました。スキー場ということで言えば、最近、毎年行っている北海道のヴェールルスツの体験が快適すぎます。僕のブログの中でも、多くの方に読んでいただいているので、もしよろしければこちらご覧ください。
読んでいただきありがとうございました!