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バックログ管理迷子からの脱却!ユーザーストーリーマッピングを試してみた
こんにちは、PMの@gorugo0516です。 PMになってから半年が経ち、少しずつ業務に慣れてきましたが、まだまだ試行錯誤の毎日です。 特に頭を悩ませているのが バックログ管理。
「優先順位ってどう決めるのが正解?」 「スプレッドシートで管理してるけど、全体像がつかめない…」
こんなモヤモヤを抱えながら、いろいろ試してきました。 今回のブログでは、私がバックログ管理を改善するために取り組んだこと、 そして ユーザーストーリーマッピング を使い始めた話をまとめます。
1. バックログ管理の試行錯誤
ツールでの管理
最初は、チームで使っているタスク管理ツールをそのままバックログ管理にも活用していました。 ただ、タスク単位では整理できても、以下のような課題がありました。
細かいタスクに分解できるのは良いが、全体の優先順位がつかみにくい
自由自在に変更できない
このままだと開発チームとバックログの意図を共有しづらいと感じ、別の方法を模索することにしました。
スプレッドシートでの一覧管理
そこで、一旦スプレッドシートを使ってバックログを一覧で整理する方法に変更しました。
PBIの一覧内に、スプリントゴールをの行を挟む(〇〇ができるなど)
メモを記載する(背景や理由を補足)
すぐに編集できる(自由度が高く、細かい変更にも対応しやすい)
スプレッドシートでPBIを一覧管理したもの(赤枠がゴールの行)
この方法で、タスク管理ツールよりは柔軟に整理できるようになりましたが、 依然として 全体像をつかみにくい、優先順位を決めづらい という課題が残りました。
2. フレームワークの導入
そんなときに読んでいたのが、『プロダクトマネジメントのすべて』 という本。 その中で「バックログの優先順位を考えるときは、ユーザーストーリーマッピングを活用すると良い」という話がありました。
ユーザーストーリーマッピングとは?
ユーザーの行動フローを整理し、その流れの中で必要な機能を配置する手法
バックログアイテムを ストーリー(ユーザー視点) で整理できる
「どの機能が本当に必要か」をチームで議論しやすくなる
なるほど、確かにこれなら 全体像を俯瞰できるし、優先順位の整理もしやすそう! さっそく、FigJamの公式テンプレート を使って、自分なりにマッピングを始めてみました。
3. マッピングを試したからこそ見えた課題
やってみると、確かにスプレッドシートよりも 全体の流れが見えやすい! ただ、実際に使っていると課題も浮かび上がってきました。
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課題①:ストーリーの出し方・粒度が難しい
今までも、なんとかなくユーザーストーリーを検討していましたが、ふわっとしていたなと気付きました。 実際マッピングしていくと、「こんなストーリーもあるな」ということに気づいたり 「本当にユーザーはこのストーリーで操作するかな」など思考する場面も増えました。
どこまでマッピングにストーリーを出していくかは、まだ試行錯誤中です。
※この本で勉強中
課題②:MVPのPBI選定が難しい
リリース前に「これは必要」「これは後回し」と機能を整理したものの、 上司からのフィードバックを受けると、改善点がたくさんあることに気づきました。
言われてみれば納得なのですが、 「どうすれば自分で適切なPBIを選べるようになるか?」 が今後の課題です。
課題③:チームとの連携がまだ不十分
本来は、ユーザーストーリーマッピングはPM一人で作るものではなく、 チームや、ステークホルダーと協力して作成していく中で認識統一や、 本当にユーザーに価値のあるものを作ることを意識できる フレームワークだと思っています。
現時点では、
自分でマッピングを作成
チームに共有
まではしたものの、チームで一緒に議論しながら改善するところまではできていません。 今後は、開発チームと一緒にユーザーストーリーマッピングを更新しながら、 認識のズレを減らしていきたい と考えています。
課題④:ステークホルダーとも使えるか?
このマップをさらに活用し、ステークホルダー(マーケ・CS・営業)との認識合わせにも使えないか? これが最終目標。 例えば、「営業がヒアリングしたユーザーの要望をマップに反映する」など、 チーム外とのコミュニケーションにも活かせるようにしたいです。
まとめ&これからのアクション
スプレッドシートよりも、ユーザーストーリーマッピングの方が全体像をつかみやすかった
ただし、ストーリーの粒度やMVPのPBI選定はまだまだ改善が必要
今後は、チームやステークホルダーと一緒に活用し、認識を揃えていく
PMとして、大きな成功を収めたわけではありませんが、 「試してみた → 改善が見えた → さらに改善したいことが出てきた」 というプロセス自体が、すでに価値のある経験なのでは?と思っています。
今後も試行錯誤しながら学んでいくので、また気づきがあればブログにまとめていきます!
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