家族で楽しい真冬の楽園~栃木いちごの旅~
1年に1度の楽しみがやってきました。
「いっぱい食べたいから朝ご飯食べない」
6歳三女は食べ物の中でイチゴが一番好きで、何日も前からこの日が来ることを待ちわびていました。今日はイチゴ狩りです。
目的地は栃木県鹿沼市にある「ベリーズファン」。
11種ものイチゴの食べ比べができるイチゴ好きにはたまらない冬の楽園。
昨年、初めて来て「こんな甘いイチゴ、食べた事ない!」とみんなで大絶賛。ベリーズファンの虜になりました……中3長女をのぞき……
昨年、ちょうどその日に授業があり、見事に置いていかれた長女は「あの日のことは一生忘れない」と心に深い根を張っていました。
恨みの根をたくさんのイチゴと共に昇華してもらおう。「受験勉強が……」と渋る長女を車に乗せ、久しぶりに家族7人そろってのお出かけです。
都内から車でワイワイしながら走ること90分。
営業時間は10〜15時まで、時間は30分単位です。当日、昼過ぎに行きましたが、予約いっぱいだったので、予約していくことをおススメします。
到着すると係の方が、それぞれの品種や食べごろのイチゴについて丁寧に説明をしてくれます。
プラスチックのお皿に好きなだけ練乳をいれて楽園へ出発。すでに6歳三女のスキップが止まらない。ビニールハウス内は半袖でも過ごせるくらい暖かいので子どもがいても快適に過ごせます。
まずは専用のハウスがあるここのおススメ「スカイベリー」から。圧倒的な光景に見惚れ、写真を撮っている間に子どもたちは駆けだしています。「奥から大きいのがありますよ」の教えを忠実に守っていて奥さんも子どもたちもはるか彼方。
このスカイベリー、ほんとうに美味い!
絶対的な甘さと絶妙な酸味、芳醇な香りがたまりません。4人の子どもたちは滅多に食べることができないイチゴに大興奮。
4人の中でいったい誰が1番たくさん食べるのでしょうか。事前オッズ1位は中1次女。彼女のスイーツへの執着心はハンパなくケーキなど好きなものはいつまでも食べ続けます。
一粒がめちゃデカくて、どれくらいデカいかと言うと、赤ちゃんの手くらい。ちょうどええところにキミがいた。
奥さんが、大きいイチゴと0歳の息子を交互に見て
「今日はいちごミルクですねぇ」
家族一同、ほぉ〜〜、確かに甘そう!と妙に納得。
たしかに帰ってからも楽しめる。
これぐらいのスカイベリーを5個も食べたら、結構お腹が膨れてきます。小6長男はたくさん食べると、必ずお腹を下すので(去年も)そこそこで止めてやらねば。
三女も食べる食べる。去年、練乳で手がベチョベチョになった教訓を活かし、ポシェットにmyウェッティを持ってきて綺麗に食べています。すごいな。好きの力って。でもポシェットにイチゴ入れたらあかんで。
お腹が満たされたら、イチゴの成長過程を見てほっとひと息。一つ一つ見てるとけっこう面白いんです。
花の中のおしべとめしべが受粉して、めしべが実になるそう。日光を求め、するすると茎を伸ばし成長していきます。一つ一つは可憐だけど力強い。
約1か月ぐらいで緑から赤色の熟れた状態に。一つ一つ大事に育てられていることが伝わります。感謝しながらいただこう。
写真を撮っていたら、またしても家族はいない。次の品種を食べに行くと言う。待ってくれ。
小ぶりだけど、甘味と旨みが詰まっています。
とちひめも他とは一線を画す柔らかい食感にまろやかな甘さで美味しかった。
あきひめは形がユニークで甘味と酸味のバランスがとてもgood。
その後も、個性豊かな11種類のイチゴを堪能しました。
大きさ、甘さや酸味のバランス、糖度もことなるイチゴをふんふん唸りながら食べていると30分があっという間。
誰が一番食べたのか?
「まだ食える」
最後までビニールハウスから出ようとしなかった次女。その数33個。
みんな25個くらいは食べたんじゃないでしょうか。
こんなにお腹いっぱいなのに、終わったそばから「来年もまた来たい」と思える真冬の楽園。ベリーズファン。今年も贅沢で楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
そして栃木の旅といえば、しめはもちろんこれ。
近所の道の駅で宇都宮の名店「香蘭」の冷凍餃子を買ってお持ち帰り。晩ごはんはお家に帰って餃子パーティーです。
みんなで60個の餃子をペロリ。どれだけ食うねん。
これにて栃木グルメツアーは終了!
「今日は1日楽しかった。ありがとね」と長女。昨年の根もちゃんと抜けたようで一安心。受験頑張ってね。
1時間半かけて餃子を堪能した次女は「イチゴとニンニクがお腹で喧嘩している」と幸せそうに横になっていました。
夜一緒に風呂に入った0歳次男は、風呂で見た事もないくらいつばをペッ、ぺッと吐き続けていました。
おっぱいがイチゴミルクでなかったのかもしれません……。