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中2娘は、なぜ晩ご飯を作るようになったのか?~ステイホームがもたらしたもの~

「春休み始まるまで、晩ごはん作るよ」

ステイホーム期間に始まった中2娘の晩ごはん作り。先々週は、甘いさつまいもご飯・お肉フワフワのピーマンの肉詰めなど美味しい和食ごはんを作ってくれました。

どうやら長女の言葉を聞くと本気でこれからも続けるようです。

「パパ・ママどちらかが、休みの時は作らない。二人とも仕事のときは作るよ。料理作るの楽しいしねぇ……」と明日のレシピをスマホで探しながら話をしてくれました。

我が子は、神か。いや、ちょっと待て……これはモニタリングか?


そんなドッキリもなく、サプライズは続きました。

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よく冷えた月曜日は、温かいシチュー水菜のナムル

体の芯まで温まる優しい味のクリームシチュー。水菜ナムルも歯触り最高。

5歳娘が水菜を口から「まずい。べっ!」と出すと、長女が、量を減らして「これだけは食べなさい」……次女(小6)が、料理に飽きて、手伝ってくれない。とも嘆いていました……まるでお母さんです。

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火曜日、帰って長女に「今日のご飯なーに?」と聞くと「見ての通りイモとニクっす」作る立場になると、これ聞かれるの、面倒くさいのわかります。

とにかく食せよ!ということね。

本当にイモとニクだ。と思いながら口にいれると、カリカリに炒めた牛肉とお芋さんがニンニク&塩&醤油で絶妙なファンタジア。名前のない料理こそ美味しかったりするもの。

やはり素晴らしい味覚を持っています。失敗がありません。水曜日は奥さんが、美味しいご飯を作ってくれました。

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木曜日は、鶏肉と玉ねぎのソテーコールスロー

きゅうりとキャベツの浅漬けを作りたかった(どんな中学生だ)そうですが、気が変わって途中から、コールスローにしたそう。鶏肉も下味が効いていて美味。

玉ねぎのカットが分厚くて、いつもシャキシャキなところは、中2らしくて、とても可愛い。いつも家にある食材で、お料理アプリを見ながら作ってくれています。

「6人分の夕食作るの大変でしょ」

我が家は、食べ盛りの子どもたちがいる6人家族です。

「それな!6人分のレシピとか絶対ないんだよね。味付けは、目分量でテキトー

相変わらず口は悪いが、料理に対する愛情センスはいいものを持っています。

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金曜日 なんじゃこりゃぁ~~!!ついに揚げ物にまで手をだした…おかずの王様、みんな大好き 唐揚げさんではありませんか。

本当に?と思いましたが、さすがにこの辺は、奥さんがしっかりハンドリングしてくれています。揚げる前段までお願いしたそうです。

仕事終わりの奥さんが、「我が娘、まじ神!」とこんなスクショを送ってくれた。こんなおいしい楽しみや喜びが、たくさんあった1週間でした。

部活動ができなくなり、ステイホームを余儀なくされたことが、夕飯作りのきっかけでしたが、実はもう1つ理由が‥‥

それが、こちら。

わが家のスゴロク(汚いな…一番上が長女)

2019年3月、ちょうど長女が中学校に入学する前の春休み。家に帰るとB1サイズのこの紙が、リビングに貼られていました。

頑張った事人のためになる事をした時に自己申告制で、家族にプレゼン。内容によって最大3コマまで進めることが出来て、ゴールすると何でも好きなものをGETできるというルール。

楽しい家族全員参加コンテンツを創作する奥さんの企画力は見事です。すごろくの「START」が、「STATE」と完全な独立国家になっている天然なところもよいです。

自転車で転んだおばさんを助けてあげた……

成績表の生活態度が全てよくなった……

二重飛びが、連続30回できた……など

内容は、何でも良くて、自分の成長に繋がったことを自信をもって語ることができればいいのです

長女は、持ち前のストイックさで、2年間コツコツと頑張りました。そして、ついに残り1マスに。

頭の良い彼女は、残り1マスを前に、きっと相当なプレゼンをしなければ、ケチな夫婦は、ゴールさせてくれやしない。と察していたのでしょう。

ダメ押しの夕飯作りです

2週間の料理作りで「もうどうぞ!ゴールしちゃってください」となりますよね。。

そんな彼女が、欲しがったもの。

iPhone12…だと!

私が、iPhoneSEで十分じゃない?と言ってると、奥さんが「パパが何でもいいと言ったのに…」見事な援護射撃です。

ということで、家族で携帯ショップへ。話を聞いてみると、4名契約して家族割りにすると、今の月額利用料金より安くなるらしい!

ということで……

4台のiPhoneを契約することに。次女まで、タナボタで憧れのiPhoneを手に入れました。

長女は何度も、何度も「ありがとう」と言い、機種代をケチろうとした自分が、少し恥ずかしくなりました。

娘たちの嬉しそうな顔を見ながら、手にいれたいものがあるから頑張る。というのも立派なモチベーションだと思いました。

大人になると、それを諦めたりそれよりも大切なことがあるとわかるようになるもの。

その過程で、楽しめたり、夢中になれるものが見つかって、その一つが料理作りであったなら嬉しいですね。

あまり期待せず、温かい目で見守っていきたいものです。

さあ、今日からまた仕事、頑張ろう!







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