知識?技術?素直さ?
今日は月曜日、1週間のうちで一番憂鬱になりやすい日を乗り越えたみなさん、お疲れさまです。
今日は雨模様のところが多かったのかな?我が家も台風のような風と雨が吹き荒れていて…また冬の寒さが戻ってきた感覚でした。でも1日があっという間に過ぎていくなかで、noteなに書こうかな〜って習慣が身についてきました。自身の成長を感じます。笑
少しずつですが、毎日見てくれている方や閲覧数などを見ながらどんな内容にしようかな〜なんてのも少し考えながら日々を過ごしています。
・ 自己紹介
私は現在歯科衛生士としては勤務しておらず、歯科衛生士ライターとしてお仕事をいただいています。
しかし、noteでの執筆をしていく中で、歯科衛生士として働いていた頃の自分を思い返しながら、一部は断捨離、そのほかは咀嚼して自分の中に落とし込む作業をつづけています。
今日は、歯科医院という場所でさまざまな専門職の方々と連携を取りながら働く中でみえてきた『専門職(医療人)が陥りやすい落とし穴』について書いていこうと思います。
※ 私の経験の範囲のお話です。こんなの違うよ!!という意見もあるかと思いますが、こんな部分もあるかもな〜くらいで見てもらえると嬉しいです。
・ 専門職あるある
① 個人の主張が激しめ
これは専門職だから当たり前と思われてしまうかもしれないですが、専門性を求める人は性格もストイックな人が多いです。なおかつ”個性的”な人も多いです。
それが直接的な問題ではないのですが、自身の考えに対するプライドもあるため話し合いが平行線になることは日常茶飯事です…。自身の考えや価値観がはっきりしていることは良いことですが、コミュニケーションをとる上で弊害が出てしまうことも少なからずあります。
② 自分の仕事を優先しがち
これは例えば医院の中で誰がやっても良い仕事があります。
例えばゴミ捨てや片付け、共有スペースの準備などさまざまですが、自分のルーティーンや仕事を優先してしまいがちです。
③ 技術や知識に偏りがち
専門職は資格を取ったところからがスタートです。
もちろん学校で学ぶこともありますが、実際には社会人となり働き始めてから学ぶことが本当に多いです。
その中で、患者さんや医院に還元するために(または個人の能力を上げるために)勉強をすることはとても良いのですが、あれがしたい!これがしたい!と、自分がやりたいことに目が向きがちです。
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3つ書きましたが、私自身も思い当たるところばかりなのです。
おそらく医療職に携わる方のなかでは、あるある〜となるような内容なのではないでしょうか。
しかし、専門職だから仕方ないや〜って思っていましたし、キャラクターの濃い人が集まるのは一種の『類友』って割り切るようにしていました。
しかし、そんなとき恩師から何気なく聞かれたことにとても考えさせられたのです。
「医療人に必要なものはなに?」
私は、専門性の高い知識?謙虚さ?忍耐力?知識?技術?健康な身体?今考えればとんちんかんなことも言っていたと思います(笑)
そのときに言われたのが、
医療人に求められることは
①人間力 ②社会力 ③技術力
人間力の土台があって、社会力が身についてやっと技術力が活かせる
当時、目の前に患者さんがいながらも、どこか知識!技術!となっていた自分にはとても刺さりました…
どうしても専門職は専門性を高めることに重きをおく傾向があると感じています。
もちろん社会からそれを求められることももちろんあるのですが、『人として信頼できるか』『社会のルールを守る』のベースがない人が『良い仕事』をできるわけありませんよね…
入社する際も、大学生のように何社もエントリーして面接して…という過程も積まないのも一つの原因でしょう。どこか『雰囲気』だけで全然理解していないことよくあるんです。
就職に困らない弊害が、実はこんなところにあるんです…反省。
・これからの医療を支えていく中で
医療人に限らず、これからの時代は個人の能力を上げることと同時にいかに他職種と連携していくか。その上で、コミュニケーション能力などの人間力、患者さんや他職種とも連携を取れる社会力、その上で自身の持ち合わせる技術力を活かすことが求められるのです。
医療人でないライターとして働くなかでも、PCの画面の向こうには人がいることを忘れず、血の通った仕事をしていきたいと改めて感じた月曜日でした。