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ゲームの思い出

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日記の中からコンピュータゲームに関する話をピックアップしていきます。
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#コラム

我、生きずして死すこと無し

嗚呼、斑鳩が行く・・・・ 斑鳩は2001年にゲーセンで稼働していた縦スクロールシューティングゲームとその自機の名称。難しくて僕は1コインだと2面のボスを倒せなかった。 ステージ間の演出で表示される文章がどれも詩的で美しい。中でも最も目にする機会が多く、ひときわ印象的なのがスタート直後のこのセリフ。 屈することなく理想を追い続ければ後悔して死ぬことはない、という意味だ。強い意志と覚悟が感じられる。ストーリーを知らずとも文章だけでもう熱い。 一行目の「我、生きずして死すこ

キミは、色んな可能性を持つ種だ

Master of EpicというMMORPGがある。前身であるResonanceAge時代を含めると20年以上も続いている老舗のゲームだ。僕はすでに引退しているが、このゲームをオープンベータテストから体験できたのは幸運だった。 MMORPGとしては珍しく成長システムにスキル制が採用されている。職業ごとに決められた特性をレベルアップで伸ばしていくレベル制のゲームに対し、スキル制はすべての特性の中から任意に選んだ特性を個別に強化していく。 職業の縛りがないおかげで剣と弓と魔

終わりの予感

リネージュ2 レボリューションというスマホゲームを6年前のサービス開始当初から長く遊んでいる。課金には一切手を出していない。 二つの陣営が相手の陣地を占拠する要塞戦が主なコンテンツで、人間同士がお互いに育てたキャラクターで戦う、いわゆるPvP(Player vs Player)である。また、課金要素がキャラクターの強さに大きく影響するP2W(Pay to Win)でもある。 P2Wにお金を注ぎ込むつもりは最初から全然なくて、 無課金でどこまで遊ばせてくれるのか お手並み

バランス厨が望む世界

ゲームの中で一部の武器が飛び抜けて強いとか、特定の職業(ジョブ、クラス)が性能面であからさまに有利だったりするとガッカリしてしまう。そういう面倒な性格を自認する人たちが自嘲気味に自分のことをバランス厨と呼ぶ。ネットスラングの一種で、語源は「バランスにうるさい中坊」みたいなことだろう。僕もその一人だ。 もちろんゲームなんだから勝利を目指している。RPGならボスを、対戦ゲームなら相手を打ち負かしたい。強い武器や有利な職はその目的に適う。それの何が不満なのか? 悩み苦しみたい

積みゲーの消化がさっぱり進まない件

コンサルナインという漫画で初めてジャムの法則なるものを知った。 ジャム売り場の品揃えが良すぎるとかえって売れにくいという話。反例もあるようなので話半分に聞いておくのが良さそうだが、身近なところに思い当たるケースがあった。積みゲーの消化である。 最初に積み始めたのは単純に忙しいからだったと思う。時間のあるときにやろうと思って興味のある新作はとりあえず発売日に買っておいた。忙しい社会人は得てしてお金を持っている。安売りセールの中に以前から気になっているタイトルがあれば購入しな

お金のためなら何をしてもいいと本気で思ってるの?

ファイナルファンタジータクティクスアドバンスで主人公の誰かが敵キャラに対して言ったセリフ。たしかメインシナリオではなく、ちょっとしたサブシナリオの中で無造作に放たれた言葉だったと思う。記憶頼りなので文言や状況は正確ではないかもしれない。 まあ、前後の流れはこの際どうでもいい。フレーズ単体で見ても十分な趣があるからだ。現実のいろんな場面で使えそうな汎用性もある。 はぁ? いいわけないよね? バカなの?正気なの? ど正論で詰められる感じがたまらない。これを書いた人は結構なS