正しい道からは見えないもの(後編)
間違いを正すということはその人から間違える自由を奪うということだ。
すべての人間には自分で責任を負える範囲で間違える権利がある。屁理屈をこねるつもりは全然なくて、真剣にそう考えている。頭が良くていつも正しい人には理解されないかもしれない。
正論で従わせようとする行為は首に縄をつけて正しい道へと引っ張り込む野蛮な光景に見えてしまう。引き込む先が正しい道かどうかは問題ではない。良かれと思ってやっているのだとしても正当性があるとは思えない。
自由を脅かされれば誰だって恐怖を感