
Photo by
mazda1125
正しい道からは見えないもの(前編)
家の塀に落書きをするような明確な犯罪行為以外にも他人を攻撃する手段はある。真っ先に思い浮かんだのはモラルハラスメントだったが、今回僕が考えたいテーマとは少し離れている。そこで他にどんなハラスメントがあるのかWikipediaを引いてみた。
就活終われハラスメントで吹いた。もっと上手なネーミングがありそうなものだが、これはこれでわかりやすくて良いのかもしれない。
さて、僕が欲しかったのはこれだ。
ロジカルハラスメント(ロジハラ)
正論を言うことによって相手を不快にする行為。
正論は正義感に通じるところがある。どちらも正しいことが何をしても許される免罪符を得たような錯覚を引き起こす。正義感が悪を虐げようとするのに対して、正論は間違いを正そうとする。
正論自体に罪はない。ただ、人に向けると武器になる。自己主張でならいくらでも振りかざしてかまわないが、相手に間違いを認めさせようとした時点でハラスメントになるのだろう。他者への干渉はすべて攻撃になり得る。
では間違いを正すことの何が問題なのか?
次回につづく