
第1回 神経性やせ症治療
こんにちは。あやかと申します。
摂食障害を中心に、情報提供やカウンセリングをしています。
相談するのに抵抗がある方や、自分と向き合ってみたい方 向けに、神経性やせ症からの回復をお手伝いするオリジナルコンテンツを用意しました。
第1回の目標は、治療意欲の確認 です。
神経性やせ症は、肥満や満腹感、カロリーの高い食べ物を食べることに対する強い恐怖があって、過剰な食事制限や運動など、体重を落とすために様々な行動をしてしまう病気です。
精神的な面では、
・食べ物のことで頭がいっぱいなのに、どうすれば食べなくてすむか、体重が減るか、ということばかり考えてしまい、家族や友達とうまくいかない。
・自分が何をしたいのかが分からなくなったり、集中力が損なわれて、やりたいことができない。
・自分の感情も他人の感情もよく分からなくなって、孤立したり、不安になったり、気分が沈んでしまう。
といったことがあります。
身体的な面では、極度に痩せることにより、筋力低下や脱毛、臓器障害など、身体的に様々な悪影響が生じてしまったりします。
ただ、こういう症状があるということを「うんうん」と理解できても、すぐに「じゃあ治そう」と思えないのが神経性やせ症の難しいところです。
神経性やせ症の方にとって、肥満や満腹感はすごい恐怖です。
それから、人によっては、神経性やせ症でいることは、以下のような好都合な面があるかもしれません。
・「自分は痩せることができる」という自信を与えてくれている。
・体重に集中して他の感情を麻痺させることで、辛い気持ちを抑えられる。
・両親の注目が自分に向く。
神経性やせ症を長く患っている方は、もう神経性やせ症がなかったらどうなるのか想像もできないかもしれません。
でも、このページを見てくださっているということは、少なくとも心のどこかでは「変わりたい」「治りたい」と思っているのだと思います。
第1回の目標は、まず、現時点で自分にどれくらい治療意欲があるのかを確認していただきたいと思います。
HPに、印刷して使用できるワークを用意しましたので、使ってみてください↓↓