A子さんの恋人
今更ながら、名作と名高い「A子さんの恋人」を読みました。
ラストがすごいとの噂をきいていましたが、
確かに最終巻の後半は凄まじく…
なんか日本にいた頃の色々なことを思い出しました。
近藤聡乃さんのエッセイ漫画「ニューヨークで考え中」を
ずっと追っかけているのですが、なぜかA子さんは読んでおらず。
あらすじとしてはニューヨークから帰国したA子さんが
日本の元彼と復縁するか、ニューヨークの今彼と続けるかを悩む
という話でありながら、彼らがそれぞれどう生きていくか悩むという話で、
もんもんと悩んでいる様子が続くのですが、悩みが何なのか、
どうしたらいいのか、どうするか決めたりとか、
ラストに向かうにつれうまく物語に落とし込められて全て説明されていて、
なんと誠実なラストなんだ…と心を打たれるものがありました。
みんなユーモアがありつつ真摯な態度でとてもよかった。
脇役の登場人物もそれぞれ味があるし。
U子さんと友達になりたい。
U子さんの恋人とかスピンオフしないかな。
I子さんもいい。
みんな幸せになってほしい(というか、なった)。