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おとなの美術室

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観察力が自然に身につくクロッキーの描き方

観察力が自然に身につくクロッキーの描き方

描き方のポイントは線の長さと描く速度練習は必ず実物を使って描くように。
写真じゃダメですよ。

◎長い線で描きます。
必要のないところで線を切らないで描いてください。
本当にはじめての人は一筆描きでいいです。
そうやって描いていると、ここはどうしても線を切って描かないとおかしい、
線を切りたいと思うところが出てきます。
そのときは線を切って描いてOKです。

長い線で描く理由は線をコントロールする

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「観察」は「感覚」だから対面でないと伝わらない

「観察」は「感覚」だから対面でないと伝わらない

観察の方法は対面でしか伝わらない。

観察は見ることだ。
見ることは感覚だから言葉で伝えるのは難しい。
味とか匂いと同じでその場で体験を共有しないと本当のことは伝わらない。

文章も動画も伝えることができるのは「情報」だ。
動画で見ると簡単に見えるから分かった気になるけれど、
実際に現場で体験することは全く違うのだ。
本当の面白さ、奥深さは体験しなければ伝わらない。
動画ばかり見ている毎日が充実し

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輪郭線だけで立体的に描けるようになるクロッキーの方法

輪郭線だけで立体的に描けるようになるクロッキーの方法

立体的に描けない立体的に描けなくて困っていませんか?
アオリや俯瞰の描き方が分からなくて悩んでいませんか?
本やインターネットに描き方の情報はたくさんあるけれど
その通りにやっても全然上手くいかないですよね。
描く時間より情報収集の時間の方が長くなったりしていたら要注意です。
それは時間の浪費です。情報集めをしたって描かなければ
いつまでたっても描けるようになりません。
そんな迷子のあなたには、シ

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描きたいものを描くためには

描きたいものを描くためには

何を描きたいですか?おとなの美術室のデッサン講座に来る人は
デッサンが目的の人は少ない。
他に描きたいものがあって
実力アップが目的の人がほとんどだ。

だからいつも教える前に、何を描いているのかを聞く。
今何を描いているのか、
これから何を描きたいのか、
どのように描きたいのか、

それが実現できる実力がつくように教えたいからだ。
ぼくの描き方を教えるのが目的ではない。
あなたが描きたいものを

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立体的に描けない人のための粘土の講座

立体的に描けない人のための粘土の講座

先日は粘土で手を作る授業をしました。
ぼくの講座はデッサンの講座だけど
1クールに1回は粘土で立体を作る授業を取り入れています。
立体を作ることは、立体的に物を見る訓練になるからです。

立体的に描けない理由立体的に描けないのは
立体的に物を見ていないからです。

味がわからなければ新鮮な素材や質の高い調味料を用意して
便利な道具を使ってもおいしい料理を作ることができないように、
立体的に見る力が

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