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HSP、HSCな人間の学校での過ごし方

こんにちは、気まぐれフリーランサーのエイです。

よお!エイ

最近木の葉が放つ、芳ばしい香りに秋を感じ始める、今日このごろです。


今回は、巷で話題になりつつあるHSPの学校での過ごし方についてのお話です。

09.ハロー!

私もそんなHSPの一人です(検査を受けたわけではないので、推定、ですが)。

そこでふと、学生時代を振り返ってみたところ、なかなか上手に過ごせていたな、と思う節があったので、今回noteで書いてみることにしました。

ぜひ参考にしてみてください。


HSPは「繊細さん」「敏感くん」

20.注目。

ちなみに、HSPとは、人よりたくさんものを考えたり、感じ取ったりすることができる人のことです。

英名は「Highly Sensitive Person」。

子供の場合は、「Highly Sensitive Person」の「Person」が「Child」になり、「HSC」と呼ばれることもあります。

別名、「繊細さん」「敏感くん」とも呼ばれる性質を、生まれ持っているのです。

5人に一人、つまり100人に20人、という少数派、らしいです。

人が多いところや、音がうるさいところが苦手だったりして、生きづらさを感じることもあります。


学校は、「特殊な場所」

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学校という場所は、非常に特殊な場所です。

教室という狭い空間には、ランダムに選ばれた子供たちが、同じ時間に同じように勉強しています。

「みんなで仲良く」することを尊び、「孤立すること」をよしとしない、という風潮があります。


学校の環境は、HSPには厳しい条件?

おっふ

HSPの人間は、学校の中で常に気を張っている状態になってしまいます。

人がたくさんいる場所に身をおいているので、誰が不機嫌で、誰が機嫌がよくて、自分はどんな行動をすべきで……と、ひたすら分析と解析を繰り返してしまうのです。

人数が人数なので、いつまでたっても考え事は終わりません。

しかも、周りの人(HSPでない人)は、何も考えなくても当たり前のように「仲良く」できているのです。

焦るし、疲れるし、自信をなくすこともあります。


「人が多い」「ものが多い」「音が多い」、つまり刺激が多いのです。

しかも、限られた空間の中で「仲良くすること」を求められます。

HSPにとっては、この上ない悪条件と言えるのではないでしょうか。


とあるHSP(推定)エイの場合

13.ペソ・・・。

私の場合、学校で安らげるのは一人でいる時間ぐらいのものでした。
休み時間は、できるだけ一人の時間を大切にしていたのですが……。

一人でいると、教員に見つかると、一発アウトです。
無理やり輪に入れられてしまいます。

一人でいるだけで「可愛そう」と認定され、無理やり集団に放り込まれてしまうのです。

とてもストレスでしたが、口に出すことはできません。

「仲良くできない自分が悪いのだ」「もっとタフに、社交的にならなくちゃ」と自分を責めてしまいました。


しかし、大学まで進学すると、授業の取り方、時間の使い方が自由になり、教員からの干渉も少なくなりました。

社会に出れば、仲良くすることより適度な距離を保つことを求められます。

つまり、このような悪条件があるのは、学校だけなのです。


HSPの鋭い感覚を逆手に取ろう

07.どやぁ

HSPの人は、人によって敏感な感覚が異なります。

音に敏感で、サイレンや怒った声、大きな音が苦手な人。
匂いに敏感で、強い匂いで気分が悪くなってしまう人。
人の感情に敏感で、大人数といると疲れてしまう人。
天気に敏感で、気分が気候に左右されやすい人、などなどです。

ちなみに私は、文字にも敏感です。
装飾に英語の横文字が使われているような、店やカフェにいると疲れています。

この感覚が鋭い部分は、うまく逆手に取ることで、心地よく楽しいものに変えることができます。

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音に敏感な人は、音の少ない静かな場所でも、風の音や、虫の声など、わずかな音の変化を楽しむことが出います。

匂いに敏感な人は、季節ごとに異なる、空気や風の香りに気づき、想いをはせることができます。

人の感情に敏感な人は、楽しそうな人、優しい雰囲気、かわいいものなどに愛着を持ったり、共感したりして幸せを感じ取ることができます。

天気に敏感な人は、空が晴れている、それだけで嬉しくなったり、気分が楽しくなったりします。

どの感覚も、人生を豊かにする素敵なものばかりなのです。


こうやって過ごそう! 
HSPの学校での楽しい過ごし方

34.アイデア!!

HSPの感覚を生かして、学校で楽しく過ごすためには、どうすればいいでしょう。

基本ルールは2つです。

1,好きな感覚が得られる場所に通う
2,嫌いな感覚がある場所には近づかない

この2点だけです。

詳しく解説していきましょう


1,好きな感覚が得られる場所に通う

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好きな感覚が得られる場所を、学校で見つけておく、ということが大切です。


例えば私の場合は、旧校舎の屋上、体育館裏、図書館、放課後の部室でした。

旧校舎の屋上や体育館裏は、人がいないことがほとんどで、いつでも一人の静かな時間を作ることができました。

屋上は吹き抜ける風が心地よく、遠く聞こえる学生たちの声が耳に心地よかったのを覚えています。

体育館裏は、夕日が差し込んだときのオレンジ色の光が美しく、反響する足音は時間の流れをゆっくりにしてくれていました。

図書館はわずかに香る、紙の匂いに癒やされました。
窓から差し込む光も心地よく、歩き回るだけで、ほっと息をつくことができました。

放課後の映画部の部室は、信頼できる仲間だけの空間なので、気持ちを張り詰めずに済みました。
楽しい感情、優しい感情、温かい感情に触れることができます。


こうした「好きな場所」「好きな空間」に、できる限り入り浸るようにしましょう。

始業のチャイムと同時に教室に駆け込み、終業のチャイムと同時に教室から飛び出すのです。

そうすれば、学校生活の大半を、居心地良く過ごすことができます。


もちろん、居心地さえよければいいので、今の教室の居心地がよければ、そのまま教室に入り浸りましょう。


2,嫌いな感覚がある場所には近づかない

19.NOハンコ

嫌いな感覚がある場所も、予め把握しておきましょう。

どんな場所が思い浮かびますか。

例えば、騒がしい校庭、人によっては本のカビ臭い匂いが苦手で図書館が嫌いな感覚に当たる可能性もあります。

苦手な先生がいる場所、苦手な生徒の近く、これも嫌いな感覚がある場所です。


私の場合は、人の陰口が囁かれている場所は苦手でした。

「○○ってさ、✗✗だよね~」と悪口に話題が移った瞬間、「さらばっ」と教室から退散していました。

周囲の生徒には奇妙に思えたかもしれませんが、今にして思うと、良い決断だったと思います。


どうしても逃れられないときは……

ガタガタガタ

学校生活では、どうしても嫌いな感覚の場所から逃げられないときが、多々あります。

そんなときはどうすればいいのでしょうか。

そこでオススメなのは、以下の2つです。

・困ったときのお助け道具箱を用意しておく
・集中できる小道具を隠し持っておく


消しゴムや鉛筆、教科書、ノートなど、忘れ物をすると嫌いな感覚の場所でも、誰かに話しかけなくてはならなくなります。

こんなことを避けるために、予備の筆記用具やノートを、こっそり隠し持っておきましょう。

これが1つ目です。


集中できる小道具は、苦手な教室から出られないとき、教室を巻き込んだ説教が始まってしまったときに有効です。

私の場合、うるさい授業中や、生徒全員に怒鳴るタイプの説教時間が、怖くて苦手でした。

うるさい授業中は、おしゃべりのせいで、感覚は疲れるし、何よりいつ先生が怒り出すかとハラハラしてしまいます。

説教時間は、自分が怒られる対象ではなくても、怖くて怯えてしまい、ひどいと泣き出すこともありました。

そんなときに役立ったのが、集中できる小道具でした。

私の場合は、らくがき・プロット用のノートです。
絵を描いたり、小説創作のプロット(筋書き)を書くことで、意識を教室から離れさせ、やり過ごしていました。

ノートは傍目から見てもサボっているようには見えないので、かなりオススメのアイテムです。

内容は何でも構いません。

好きなこと、熱中できることのメモをしてみましょう。

考えを好きなことに集中すれば、嫌いな感覚を遮断したり、和らげたりすることができます。


まとめ:
HSPは好きな感覚を最優先して学校生活を楽しもう!

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学校、青春といえば、文化祭、体育祭、球技大会、などの印象があるかもしれません。

だけど、みんなが判を押したように同じ青春じゃ、つまらないですよね。

せっかくですから、HSPであることを存分に活かして、素敵な青春を送ってみませんか。


静かな図書館に、わずかに聞こえる吹奏楽部の音色、外に出れば学校に植えられた花々が香り、季節を感じさせてくれる。

遠く響くサッカー部の掛け声、野球部のボールを弾く音。

これこそが、私の青春時代でした。

今でも一生の宝となる、青春時代となっています。


この記事が、学校生活に生きづらさを感じるHSPの方にとって、少しでも助けになることを、心から願っています。

ありがとうございました、エイでした。









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