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他人は自分という原則

道徳観、倫理観、遵法精神。
こういうことをしっかり守ることは
別にかまわない。

でも、これらがあるゆえに
他人を裁く自分になるならば困りものだ。
社会を円滑に進めるはずのものが、
実は、人間同士の不和、不調和の元に
なっているならば、厄介である。

自分があるべき姿を自分に求めれば、
求めるほど、自分の目指す姿に
平気で逆らって生きる人に出会ってしまう。

だから、その人を裁く。
こういうスパイラル、悪しき流れを変えたい。
そんなふうに思うんだ。

そのための唯一無二のルールは、
「他人はすべて自分」という原則である。

他人の姿の中に、自分の姿を発見すること。
こいつを習慣とするならば、
他人に感謝はするが、裁くことはない。

これが、世界平和、共存共栄の世界に
つながる姿勢である。
そんなふうに感じるんだ。

でも、自分と他人を分離して考えてしまうと、
道徳観、倫理観を学ぶことで、かえって
他人との不調和をつくり、
自分を発見する、さまたげとなる。
これでは、あまりにもったいない。

一番大切なことは、誰も教えてくれない。
自分で感じとれってこと。
つまりはそういうことなんだ。

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