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奈良・大神神社と三島由紀夫
去年書いた記事を読み直すと、今まで知らなかった事が肚(はら)に落ち、確信まで持てている。変化を感じる。
じんわり嬉しい。
大神神社で出題された大己貴命(おおなむちのみこと)さんの謎は解けた。
が、共に出された課題図書、三島由紀夫の「豊饒の海」はまだ読めてない。
〈過去記事:目次「大己貴命に与えられた謎解きと文学作品」を参照〉
大神神社から帰還後、翌日起こった奇跡
関西聖地巡礼から沖縄に戻ってきた次の日、奈良県吉野・金峯山寺でいただいたお札をラミネートしようとコピー屋さんへ悠々と向かった私。
コピー屋の店員さんに「これ…ラミネートしちゃっていいんですか?」と言いづらそうに、苦笑い気味で尋ねられたことを思い出すw。
お札はその場や存在と繋がりやすくする(場のイメージ化を助けてくれる)ための媒体だと解釈しているので、物理的に熱を加えようが化学物質の素材でコーティングしようが関係ない、効果は変わらないと私は思っています。
何より大事なのは、気持ちの繋がり。ですね。
そのコピー屋さんの受付には、金属製の大きな本棚が顧客側に向かって置いてあった。「お。五木さんの親鸞だ。読みたいと思ってたんだよなぁ」など思いつつ、ラミネート作業を待っている間、視線と同じ高さの棚から何の気なしに眺めた私。
すると、「こっち見て!そっちじゃないw!こっちこっち!」と一生懸命主張してくる本がおった。
それが、三島由紀夫の「豊饒の海(一)春の雪」。
「おぁぇぇーーーーいっっw!!!!」
驚きと喜びを隠しきれず、店内で叫んでしまう私。
しかも、全4巻揃い踏み。
店員さん2名が私の声に驚き、ハッとこちらを振り向いてくれたので、勢いで尋ねた。
私「あのぉ!この本は誰のものなんですか?」
店員さん「うちの社長の読み終わったものなんですー。良かったら持って行っていいんですよー。是非是非どうぞ♪どうぞ♪」
心から厚く感謝をお伝えし、五木さんの「親鸞(上下)」と司馬さんの「関ヶ原(上下)」まで持ち帰らせていただいた。
大神神社・古神道に強い関心を抱いた三島由紀夫
調べてみると、三島由紀夫氏は大神神社に出向いて古神道の研究を重ねていたようなのだ。
【大神神社内の市杵島姫神社に在る文学碑】
豊饒の海全4巻は生前最後に残した長編小説であり、最終巻『天人五衰』の入稿日に三島氏は先の日本を憂い割腹自殺した。
三島氏は、古神道、そして大神神社には日本の根源が残っていると知っていたに違いない。
大神神社に座す存在からいただいた課題図書・三島氏の「豊饒の海・全4巻」、今からしかと読ませていただきます。