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藤の花と円空

藤の花。

昨日たまたまSNSで藤の花の写真が目に入り、「藤の花の季節はいつなんだろう?一度生で見てみたいなぁ…」と思った。

そして、今日。
「円空と瀬織津姫(下巻)が入荷した」というメールが3、4日前に届いていたことに気づく。私が販売サイトを訪れた時にはもうすでに売り切れてしまっていたんだが、そのおかげで藤の花と円空さんの関係を思い出すことができた。

入定の際、円空さんは「藤の花が咲く間は、この土中に生きていると思ってくれ」と里人に言い残したそうだ。

なぜ円空さんは藤の花に拘ったのか?
その理由は、菊池展明さんの「円空と瀬織津姫(上巻)」に書かれている。

5月に藤の花が満開になる円空さんの入定塚は、岐阜県・関市にあった。

円空さんの故郷であり、所縁の地・岐阜。

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岐阜には2020年に初めて訪れた。
円空仏を拝見するために、小さな軽自動車(ダイハツミラは何て優秀な子なんだ♪)に乗って滋賀・彦根から岐阜・羽島へと向かったことを思い出す。
〈過去記事リンク 関西聖地巡礼 2020〉

関ヶ原の合戦はもちろんだが、古代日本でも岐阜エリアは中央と東国の戦線だったのである。

2020年の旅で観た関ヶ原は、何とも美しかった。
「これが日本の原風景というものなのではないだろうか?」と思ったほど。

「次岐阜を訪れる季節は、来年の5月だ!」

そう決めた今日だった。


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