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先住民族の文化は、サーキュラーエコノミーのお手本だと思う。
昨日、オンラインでサーキュラーエコノミーの勉強会に参加した。
サーキュラーエコノミーとは、簡単に言うと、すべてが循環している自然界のように、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのことだ。
特にヨーロッパの国々の政府、企業が熱心に取り組んでおり、オランダは「2050年までにサーキュラーエコノミーを実現する!」と宣言。日本でもここ数年、注目が高まり続けている。
英国に本拠を置く、サーキュラーエコノミー推進機関のエレン・マッカーサー財団による、サーキュラーエコノミーの説明動画はこちら↓
サーキュラーエコノミーで大切な視点の1つが、作る前から、ごみにならない、自然に還る形、資源が回り続ける仕組み、構造を考えることだ。
その話を聞きながら、私は、最近読んだ漫画『ゴールデンカムイ』で読んだ、アイヌの衣服の知恵の数々を思い出した。魚の皮を使った靴や、自然にある素材だけで作った家、すべてが、最後は自然に還り、循環し続ける。
世界のどの先住民族の伝統的な衣食住を考えてみても、廃棄物が大量に出る形は思い浮かばない。無駄がなく、自然と調和するシステム。そんなサステナブルなあり方に、私は、すごく惹かれる。
そして、ハッと気づいた。人間は、いつから、とるだけとって、捨てて、自然を汚すようになったのだろう…。
まだ遅くはない。先住民族の文化から、最新のテクノロジーまで、サーキュラーエコノミーを起点に、どうしたらよりサステナブルな形を作っていけるのか、考えていきたい。勉強会の後、そんな想いを新たにした。