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インドに着任したらどうするか 『着任の手引き(生活編-2/3)』

(今回の投稿は、「着任の手引き」生活編①の続きですが、こちらの記事だけでもお楽しみいただけます。)

インドの「医食住」について


インド生活における衣食住は、「医食住」と表現したほうが、その重要な項目を順番通り表している。まずは直接命に関わる医療体制や健康が最も重要だ。子供がいる家庭や年配の駐在員はこの課題にどのように対応していくかが駐在生活とその後の人生を大きく左右する。駐在を経て病気になってしまっては元も子もない。次に、インドの食はストレスの大きな原因である。インドの食べ物と日本人の体や習慣はマッチしていないばかりか、日本食やそれに必要な素材へのアクセスも困難である。最後に住居の悩みである。駐在という立場上必ず賃貸に住むことになるが、インドの住居は決して静かな憩いの場ではなく、常に何かしらの問題を引き起こす悩みの種である。以下では「医食住」の「医」から順番に、インド駐在生活を生き抜くためのポイントを説明する。
 


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