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インド_ブログ Introduction:インドが塗り替える世界

中間層が1日に2万世帯以上増加!?


2025年、インドが日本のGDPを抜かす日が近づいています。
1日に中間層*が1日で2万2千世帯誕生*し、世帯年収が15万ドル(2250万円以上)*の富裕層が1日で600世帯誕生*する、まさに沸騰経済と読んで良い、巨大な経済成長を成し遂げています。 

想像してみてください。これまで十分な所得がなかった人が、エアコンもバイクも持ち、時に旅行もする層が1日に約10万人*、増加していくのです。
これは千代田区の人口(6万6千人)よりも多い数に当たります。
これも「1日で」の話をしています。年間だと日本の4分の1にあたる人口に匹敵します。

これはまさに中国が2000年代、北京オリンピックや上海万博を控え、世界の大国へと返り咲くその時代と重なります。 

中国の台頭の後、世界はどう変わったでしょうか。 

世界の富裕層に中国人が軒をつらね、ファッションブランドやフランスの高級ワインは、中国人がメインの顧客になりました。ヨーロッパの観光地には中華系の方であふれています。 
そして産業面でもBYDに代表するEVメーカーが生まれ、世界(そして日本の)自動車メーカーを駆逐しはじめています。
まさにインドも、そのポテンシャルを秘めた国の一つです。
でも多くの人はインドについて知らないという方もいますし、インドを多少知っている方は、これまで何度もインドブームがあったけど、今回は本当に成長するの?と思っているかもしれません。 

さて、このブログでは、今のインド経済をミクロ~マクロで俯瞰していくと同時に、今後どうなっていくのか、その不確かな状況を考えていくことに挑戦していきます。 

答えは有りませんが、多種多様な見方、(過度な?)期待があふれるこのインドとはどういう国なのか、一緒に考えていきたいと思います。

さて、インドは本当に成長するのか。 
今の仮説の一つは、「成長はするが、中国ほどは成長しない」だと考えています。

その理由を次回以降説明していきます。



出所
*Euromonitor 

インドブログ プロフィール(詳細はこちら
愛知県生まれ。日本企業向けに、インドへの進出支援・事業戦略コンサルタントをしています。インドの経済をマクロ・ミクロな観点から、分かりやすく伝えていきます。趣味は登山。好きなインド料理はチキンティッカとゴア風カレー

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