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住宅ローンを組んでいる6割が「不安」

今年3月のマイナス金利解除、7月の利上げと9月の据え置き(利上げしなかった)を経て、引き続き目が離せない状況。メガバンクも変動金利の利上げを行いましたね。私たち一般の人の負担が増えます。

変動型ローンを組んでいる方「どうすればいいか?」の議論が、より一層リアリティが増して、皆さんの中で議論を呼んでいるのではないでしょうか。

私たちもこのトピックについてはかなり考えてきて、ブログても記事にしてきました。直近の調査だと6割が「不安」と答えていて、実際、世論がどう捉えているのか?どういうアクションが考えられるのか?

改めて、迫っていきたいと思います。



6割が「不安」と回答

暮らしのすぱいすは7月に「マイナス金利政策解除」による住宅ローン変動金利への影響に対する意識調査の結果を発表した(N=1631人)。

早速、結果を見てみましょう。

「変動金利でローンを組んでいる」と回答したに「日銀のマイナス金利政策解除に不安を感じますか?」と聞いたところ、6割が大なり小なり「不安を感じている」と回答し、4割の方が「とくに気にしていない」、「マイナス金利政策解除のことを知らなかった」と回答。




取れる2つのアクション

では具体的に何ができるのか?

少し前ですが、日経新聞にも記事化されており、
国民が取れる2つの対応についても言及されていました。
それは、1️⃣「借り換え」もしくは 2️⃣「繰上げ返済」

(出典:日経


この2つの方法に対する、
世論の考えはどうでしょうか?


1️⃣借り換えは8割検討していない

アンケート結果によると、8割は検討していないーー。
変動型のままでいく、という回答です。


2️⃣繰り上げ返済は5割検討している

一方で、繰り上げ返済については、5割検討しているとのこと。
そのうち、資金が足りなくてしたいけどできない、という方も多くいらっしゃるみたいです。




個人的な見解

私たちの見解はシンプルです。
まずは、1️⃣ 借り換えについて。

皆さんは、今後金利がどうなると読んでいますか?
その金利シナリオでは、固定が有利か、変動が有利か?

皆さんの”読み”によるのです。
具体的に言うと、金利がもっと上昇する!変動金利が2~3%まで上がる!と考えるのであれば、固定金利の乗り換えた方が有利、という計算になります。

この記事では、15の金利シナリオを作って、徹底的に分析してみました。金利がどれだけ上がったら、どれくらい利上げサイクルが続けば、固定の方が有利になるのか?数字好きにはぜひ読んで頂きたいです。


そして、2️⃣ 繰り上げ返済について。
ローンを組むことのメリット・デメリットを比較してみます。
繰り上げ返済のメリットは、利息支払い額が減ること
例えば、3000万ローンを組んでいて、返済3年目に100万円分ボーナスから繰り上げ返済して、払って早く完済できたとします。数年早められることによって、利息が減るインパクトとしては10~20万円程度です(どれだけ金利があがるかにもよりますが)。

そして繰り上げ返済しないメリット。
色々以下の記事にも書いてますが、おそらく決定打となるのが「住宅ローンの金利より運用の利回りの方が高い」こと。0.5%の利息をなくす努力より、5%の運用利回りを生む努力の方が賢明です。
具体的にいうと、上記のタイミングで100万円もっていて、約33年間(=35年ーローン期間短縮分)、5%で複利を利かせると450万超えになります。

桁が一つ違いますね。




🏃‍♂️ 行動に移そう

改めて、変動型ローンの利上げが
直近ニュースになることが多いですが、いかがだったでしょうか。

結論からいうと私たちは以下のように整理していますが、
皆さんのお考えもぜひコメントで教えてください!

1️⃣ 借り換え
皆さんの今後金利がどれくらいあがるか?の”読み”による
変動 vs 固定のどっちがお得か?の境目は変動金利が大体2~3%になるシナリオ(政策金利=~2%)
そこまで金利があがる?とは懐疑的なので私たちは現状維持

2️⃣ 繰り上げ返済
繰り上げ返済のメリットである、利息分の減少は10~20万程度。
仮に同じ金額を運用していたら、450万超えに。



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