介護挫折。大切なことは自分の中にあるという話し
こんにちは!翔太です。
本記事では、自分が関わってきた介護の今までについてを書きます。
介護を通して味わった挫折や、得られた大きなもの、を実体験を交えながらお話ししたいと思います。
いま介護で悩んでいる方、現状の生活に出口が見えない方の励みになれば幸いです。
私の介護への入口
(1)祖母の変化
大学3年の春頃から、新潟に住む祖母の様子が変わってきました。
母曰く「お母さんのことも忘れちゃってるみたい...」
"寂しいけど仕方ないね"といった表情を浮かべながら、祖母の様子を私に話してくれたことを今でも覚えています。
医師からは「認知症でしょうね。」と、年相応の認知症であると診断もありました。
在宅生活に不安がある為、同じ埼玉に住む伯母が、時々お手伝いに帰る事になったようです。
(2)いざ新潟の祖母のもとへ
祖母の認知症がすすみ、伯母の新潟へ帰る回数もふえてきました。
伯母一人での対応はきびしい為、わたしの母も伯母の代わりにお手伝いへ行くことになりました。
その時、同時に祖父も体調を崩してしまっていました。
祖父の支えのために男手が必要との事で、ちょうど夏休みの私が同行することになりました。
(3)忘れられる、拒否される、帰っていいと言われる
新潟の家に到着し、出迎えてくれた祖母にいきなり、
と、独特の田舎なまりの口調で迎え入れられました。
正直、構えていたとはいえ、ショックを受けました。
小さい頃、長期休みがあると新潟へ遊びに行っていたので、忘れられることに現実味を感じられませんでした。
また、祖母は足腰が弱っていた為、移動の支えになろうと近づくも、
顔の前で手を振られて、断られてしまう始末でした。
挙句の果てには、再度支えようと近づいたときに、
「帰っていいよ」と拒否されてしまう散々な結果となってしまいました。
自分を決意させた、就活での出会い
(1)説明会での出会い
夏が終わり、就活シーズンとなった大学生活。
人との関わりに自信のあった私は、うまく祖母とやり取りが出来なかったことを引きずって、落ち込んでいました。
が、今まで自信を持ってきた「人との関わり」を活かしたいと思っていたので、接客業やサービス業で自分に合った会社を探しました。
もちろん介護業界も対象でしたが、就活を始めたころは余り目を向けられず…モヤモヤを引きずっていました。
(2)自分を成長させられる|苦手意識への挑戦
就活を進めていく中で、ある日運命的な会社に出会います。
その会社の方々は、仕事のすばらしさを楽しそうに、仕事への熱を真剣に伝えてくれていました。
成長意欲の高そうな社員をみて、「あの輪に入って、自分を成長させたい」と感じたことを今でも覚えています。
しかし、その会社は介護サービスの会社。
介護に対してまだ、私の中では不安が解消されていない状態でした。
気に入った会社だったので、入社するかどうかは後で決めるとして、まずは面接を受けてみることに。
とても親近感のある面接で、介護に対しての不安についても一緒に考えてくれました。
その中でいただいたアドバイスは、大事なのは、自分の気持ちで、
「自分の中に答えはあるよ」と。
それに対しての私の答えは「やりたい」でした。
つまり
「この会社に入って介護したい」でした。
その後、無事に内定をいただき、希望の介護サービスの会社へ入社が決まりました。
上手く行かない日々
(1)一生懸命関わろうと頑張るが上手く行かず
入社までの大学生活で初任者研修の資格を取得し、4月から晴れて介護士としてデビューしました。
がしかし、思ったようにはいかない日々に悩まされます。
先輩スタッフの方には、「信頼関係が築けていないからだよ」とフォローしていただきましたが、
上手くいかないことが続くと、さすがにへこみました。
(2)夜勤や変わらない日々に辛さを感じる
信頼関係というものは、すぐに築けないものです。
相変わらず、拒まれる方には拒まれ続けて、思ったとおりの介助が出来ませんでした。
おひとりに時間をかける訳にもいかず、他のスタッフさんにフォローいただきながら、やっと業務を行う日々が続きました。
また、勤務形態に夜勤があり、うまく生活リズムをつくれないことも私の気持ちを下げていきました。
そのころは体調管理もうまく出来ず、忙しい日が続く時は、必ずと言っていいほど口内炎が出来、身体面でも苦しい思いをしていました。
正直日々の業務がつらく、
「自分は全然ダメだ」
という劣等感と、
「いつになったらうまく出来るのか」
という先の見えなさに、意気消沈していました。
介護関係者が集まるコミュニティへの参加
(1)介護に関わる人の集まりへの参加
「何もかもうまくいかない。」
と、落ち込みながら介護士を続けていた私に、ある日SNSで介護の集まりへの招待が届きます。
介護に関わる方が主催している、日々の介護について意見や悩みをシェアする場への招待です。
上手くいかない介護の日々に悩んでいた私は、気分転換のつもりで参加することに決めました。
その場で私は、私と同じような悩みを抱えている方々と出会います。
様々な方と会話を交わしていると、
**************
「うまくいかない」
「思い通りにいかない」
「他スタッフと合わない」
**************
”悩んでいるのは自分だけではない”と思える発言が、少なくないことに気づきました。
参加者の方々の客観的な意見は、私にとって意外なものでした。
私はそれまで、自分だけが「うまくいっていない」と思い込んでいたのです。
(2)市区町村の介護関係者の交流会
出会いは重なるものです。
同時期に勤務先の介護事業所の市区町村でも、介護事業者の交流会がありました。
ここでも同じような会話を交わします。
*************
「うまくいかない」
「今日も注意された」
「ケンカしてしまった」
*************
成功談もありましたが、失敗談も少なくない。
上手くいかないのは、自分だけじゃない。と思えました。
上手くいかない自分を認められるようになったことで、自分の良い点も少なくないことに気づけるようになりました。
結局は自分の思い過ごし
そんな中、母方の法事で親族が新潟に集まる機会がありました。
もちろん祖母も参加しています。
お墓参りまでの道中、車で進めず歩行による移動が必要な箇所がありました。
親族の中で介護士として働いているのは私だけだったので、
”移動介助はプロに任せよう。”という流れで、私が祖母の歩行介助担当という事になりました。
あの日以来、祖母の介助をしていない私は内心ドキドキです。
しかし、その時の祖母は以前とは違っていました。
私の歩行介助をすんなりと受け入れてくれたのです。
移動が終わると、「誰だか分からないけど、ありがとう」とお礼までもらえました。
何事もなかったという様子の母。
上手くいったことが信じられないといった私は
「お礼までもらえたし…なんでうまくいったのかね」と母に尋ねると、
「前にも、(何かしようとしてくれてたことに)お礼言われてたよ」
と何ごともないように、答えが返ってきました。
という事は、”うまくいっていなかった”と思っていたのは自分だけ?
客観的に見た時、そんなにうまくいってなくないのか?
上手くいかなかった1回が、すべての評価だと勝手に勘違いしていたのは、自分の主観だったことに気づきました。
成功例がある事に気づけるようになる
(1)仕事でも感謝されていることに気づける
その後、勤務中にも気づきを発見します。
介護士として経験年数を重ねてきていた為、施設で行う夏祭りイベントを任されることになりました。
右も左も分からないながら、他スタッフの方を頼り、夏祭りは成功。
イベント後、バタバタしている中で移動介助を行っていた時のことです。
普段ことば数の少ないご利用者さんが、なかなか立ち上がらないことがありました。
顔をのぞき込んだり、お声かけしたりして誘導したのですが、一向に動きません。
ご利用者さんに合わせて一緒に立ち上がれば、つられて動きだすかな?
と思い、両手を握って、「せーの」と声をかけた時
「ありがとう」
と、頭をコクコク動かしながら、にこっと笑ってくれました。
周りには誰もいない状況。
その時、私だけに向けてくれた「ありがとう」の言葉を、私はしっかりと受け止めることが出来ました。
(2)問題はタイミングのズレ
この頃、ご利用者さんを紹介いただく為、ケアマネージャーへの挨拶業務を行ってました。
毎月、同じケアマネージャーさんを訪ねて、お困りのご利用者さんがいないか伺います。
それまでに、一生懸命に自分の事業所を紹介していましたが、ご紹介には繋がらず…
が、しかし、ちょうどこの頃から、新規ご利用者さんを紹介いただくことが重なります。
ずっと「なんで紹介してもらえないのか」「うまくいかない」と悩んでいました。
自分が悪いと思っていたのですが、ご利用開始時にケアマネージャーさんが口を揃えて言うのは、
など、タイミングを理由とした内容でした。
つまり、私が原因ではなかったのです。
(3)所長を見据えた上で副所長に昇格
元々所長をされていた方が退職することになり、後任を決める必要がありました。
自分には縁遠い話しだと思っていた矢先、
「まだ若いけど、ゆくゆくを見据えて副所長としてやってみようか」
と経営陣の方から「サポートもするから」との事で、副所長へ昇進のお声がかかりました。
”上手くいかないことばかりだったけど、評価されていたんだ!”
と、お声がけいただいたことに、自分の中の気持ちがこみ上がる程に感激したことを覚えています。
同じころ悩んでいた同期
(1)リーダーポジションで活躍
そのころ、同期の住む大宮で、食事をする機会がありました。
既にポジションを与えられていた、介護好きの同期の事を私は「うまくいっている人」と思っていました。
リーダーポジションに就き、人を管理する業務など直接的な介護外の業務もやらなくてはならなくなったようでした。
話していると「ご利用者と直接関われないことは、介護をしている事になるのだろうか」と。
彼には彼なりの悩みがあったようです。
私には彼の悩みは分かりませんでした。
が、これは私が体験した方法で解消できるのでは、と。
つまり、人からの情報を取り入れて、自分を客観的に見ることで、なにか解決の糸口が見つかるのではないか、と思いました。
(2)介護士の集まりへ参加
同期を介護関係の集まりへ誘い、さっそく日程調整をして一緒に参加してみることになりました。
「ご利用者さんにとって、よりよい環境」を求めている彼はストイックな部分もあり、
「こうしなければならない。」
と、自分を縛り付けてしまう部分を、私は感じていました。
さまざまな環境で活躍している方々と会話した帰り道、同期から
ことに気付いたことを共有されました。
集まりに参加していた人たちは楽しそうに、自分の思いのままに介護を語る。
自分も自分の介護をやればいい。
自分の悩みに、責任やポジションは関係ないことに気づけたようでした。
(3)その後、ケアマネージャーの道へ
一緒に参加した集まりのあと、彼はケアマネージャー資格を取得しました。
そして彼は悩んだ末、ケアマネージャーになる道を選びました。
なぜその道を選んだのかを尋ねると、
「より多くのおじいちゃん、おばあちゃんを助けられると思うから。」
との事。
ポジションも何も関係ない。自分を育ててくれた介護に恩返しがしたい。
そのために、介護に悩む多くの人を助けたいからケアマネージャーになることを選んだ。との事でした
他の方を知ることで、自分の気持ちを客観視でき、より自分らしく前に進める。
集まりに参加することで良い方向に向かえるのは、私だけに当てはまることでは無いことがわかりました。
あなたも自分の魅力に気づける
知らない人と繋がることは、最初は抵抗があるかと思います。
未知のものを受け入れることは、自分を変化させる可能性があるからです。
人間は変化に対して、恐怖を感じてしまいます。
それは、本能的に恐怖を感じてしまうだけなのです。
しかし、本当に恐れなくてはいけないのは、変化のないこれからを過ごすことです。
既にあなたの中にある、あなただけの強みを内に止めておくのは、非常にもったいない事だと思います。
自分にとって大事なモノを得る為、人に会って自分を客観的に捉えましょう。
私の夢は
【自分の強みを活かして自分らしく生きる人が集まるコミュニティづくり】
です。
あなたが自分らしく生きる道を見つけたら、次はあなたがあなたの大切な人のその人らしさを引き出してあげて下さい。
近い将来、自分らしく生きられるようになったメンバーで集まりましょう。
強みを発揮したメンバーが集まる素敵な空間で、素晴らしい未来をともに描ければ、こんなに嬉しい事はありません。
私の夢に共感・賛同いただける方は、是非スキをお願いします!
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それではまた!
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