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【詩】MESSAGE








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 君へと打った
 文字列は
 電子の中で
 泳いでいる

 別れを告げるのに
 数秒もかからなかった
 現代人類の
 タップの速さ
 風さえも消えて
 虚空に飛んだ

 指先に
 愛を込めて
 涙を抑えて
 打ったけど

 やっぱり
 代償が大きいな

 既読なんてどうでもよかった
 気にしてくれるかどうでもよかった

 ただ
 指紋が消えるかの様に
 私は独り
 文字を打った

 独りぼっち
 これが私の選択











 ……ごめんなさい。

 届かない声を
 空に送信した

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