SAKE DIPLOMA受験対策 ~準備編:本当に受験すべきか?~
こちらを読んでくださっているということは、日本酒がかなり好きでより深く勉強したい、もしくは仕事で資格を取得したいというかたでしょうか?
少しでもこちらの投稿に興味を持っていただき、本当にありがとうございます。ワタナベイナリと申します。
私はこれまでに日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)の「日本酒学講師」・「酒匠」・「唎酒師」、そしてもちろん本題の日本ソムリエ協会 の「SAKE DIPLOMA」を取得してきました。
また、昨年はSAKE DIPLOMAの対策支援活動を行い受験生のサポートをやらせていただきました。
昨年実績:一次試験対策9名(8名合格、1名未受験=受験者合格率100%)、ニ次試験対策14名(12名合格=受験者合格率85.7%)
今回は過去の受験体験と昨年のサポートの経験からこれから受験をされる皆さんがSAKE DIPLOMA受験にあたって疑問に思うことをお答えできればと思います。※少しタブーじみたことも踏み込んでいこうと思います(笑)
そもそも受験したほうがいいのか?そのようなことも記載をしています。結論からいうと私はマストではないと思います。自分に合っているかどうかについても記載したので是非読んでみてください。
読んだ結果、もし受験についてもっと聞きたい、相談に乗って欲しいなどありましたら、お気軽にご連絡ください。基本無料の受験サポートをしております。⇒問い合わせはコチラ:インスタ:inari_natsuyama、twitter:inari_watanabe、もしくはnoteで。
では参ります!
SAKE DIPLOMA受験Q&A
Q:SAKE DIPLOMAの難易度はどれくらいですか?
A:二次試験までの合格者は40%程度のようです。※合格率推移はこちら。所感では一次試験は70%程度でそのうち二次試験合格は50~60%程度の着地になっています。試験で考えるとまずまず難易度が高いといえますね。
Q:申込みや受験時期はいつですか?
A:例年3月~5月末までが申込み期間、7月~8月が一次試験期間、10月に二次試験となります。※詳細はこちら
Q:唎酒師とどちらが難しいですか?
A:試験問題自体の難易度はそう変わらないです。一般的に唎酒師よりSAKE DIPLOMAのほうが難しいといわれる風潮にあるのは唎酒師が再試験が可能だったり、通信などで修学するだけで資格が発行されるからという点にあります。
Q:唎酒師とどちらがおススメですか?
A:一長一短ありますが、ネームバリューや取得し易さで考えると唎酒師、業界の方から一目置かれるのはSAKE DIPLOMAでしょうか。カリキュラムの違いはありますが学べることのレベルは同じくらいです。よっていずれも合格することよりも、した後もカリキュラムの内容をしっかり自分のものにしないと対してレベルは変わりません。
唎酒師をもっていてもっとレベルの高いSAKE DIPLOMAをと考えているのであれば、蔵体験に行って勉強をしたほうがいいとおススメしています。
そして、もし飲食店勤務でお客さんへの対応であれば唎酒師のほうが詳しい人であると伝わると思います。SAKE DIPLOMAは一般の認知はまだまだの資格なのです。(日本酒ソムリエという名称のほうがよかったのでは?)
Q:唎酒師を持っていますが勉強していなくても合格できますか?
A:できません。カリキュラムがかなり違い、教科書内のかなり細かい点も出題されています。
Q:飲食店勤務ですが勉強しなくても合格できますか?
A:残念ながらこちらもできないと思います。よく聞く話ですが勉強しないで臨んだ飲食店さんや蔵関係者さんが一次試験で落ちています。理由は、年号や米の生産量、県別の蔵の数、地方文化なども大量に問われるため教科書をしっかり読み込まないと難しいと思います。
逆に一次試験であればお酒を飲んだことのない大学生でもしっかり教科書を読めば合格できると思います。
二次試験は普段の経験が生きてくるので試験形式さえ把握していればそう難しくはないと思います。
Q:勉強時間はどれくらい必要ですか?
A:私は申込みがギリギリだったので一次試験対策は約1か月、二次試験対策は一次合格後からはじめてトータルで3か月でした。(かなり短いほうです)
昨年の受験サポートでいうと、一次試験は教科書5周程度読んでもらいましたが全員合格しました。1周が人により違いますが5~7時間程度なのでおよそ25~30時間程度の学習時間が取れれば一次試験は合格できると思います。
Q:スクールなどに通う必要はありますか?
A:マストではないと思います。私は独学で合格をしました。一方で有名なスクールの対策講座の某クラスは合格率40%もなかったなんて話も聞いたことがあります。(それ平均じゃん)
しっかり受験のツボを押さえさえすれば独学でも大丈夫ですが、勉強時間をとらないとスクールに行っただけでは受からないといえます。
身近に一緒に勉強をする仲間=勉強を監視する体制を作ったほうが合格率は上がると思います。私の受験サポートではその仲間づくりをお手伝いして絶対に受かるモチベーション維持がウリです。なにせ私自身はSAKE DIPLOMAを教える資格はもっていませんので。
因みに、スクールは有名なものがいくつかあり、10~15万円くらいのようです。
参考:アカデミーデュバン 、ワインプラスカレッジ(2022/2追記)※今期からの新設
Q:一次試験は1回受験と2回受験のどちらがいいですか?
A:これは好みです。安心料として差額の5000円を払うかどうかかと思います。昨年、受験サポートしたメンバーの多くが2回受験を選択しましたが結局全員1回目で合格しました。私は2回受ける時間もなかったですし、自分を追い込むために1回受験でした。
2回受験であれば一次試験は7月に早めに1回受けて、落ちても雰囲気を掴むための予行練習と割り切るのもいいかもしれません。早めに合格できれば二次試験対策に時間が取れますしね。
因みに、私は2回受験者で1回目落ちた人で2回目で受かったという人は聞いたことがないです。(いくらでもいると思いますが)
Q:日本ソムリエ協会の会員になる必要はありますか?
A:特にないとは思いますが、私は会員になりました。というのもこういうビジネスモデルに結構詳しいほうなのですが、試験結果に会員かどうかが影響する試験もあるからです。落ちる可能性はすべてつぶす感覚に近かったですね。
因みに、会員になっている期間はセミナーなどがタイミング合わずいけなかったので特によかったことはありませんでした。セミナーはかなりいい内容という話は聞いたことがあります。
Q:二次試験対策はいつからすればよいですか?
A:一次試験合格後からで大丈夫です。それでも気になるという気持ちもわかりますので、①アルコール添加当て、②精米歩合当てを意識して普段から飲んでみてください。あとは、焼酎を普段飲まなければ気にしてみてくださいね。
Q:お酒はあまり強くないのですが大丈夫ですか?
A:二次試験は5~6種程度の液体を口にするのでお酒に弱いは不利になりますが、合格できないことはないと思います。
いかがでしたでしょうか?少しは疑問が解消されたら幸いです。(受験検討期の疑問を思いついたら書き足したいと思います。)繰り返しになりますが、もし受験サポートや受験に対する質問がありましたらお気軽にお問い合わせください!
⇒問い合わせはコチラ:インスタ:inari_natsuyama、twitter:inari_watanabeもしくはnoteでお願いします。
また、今後は受験勉強のノウハウも書いていこうと思いますので更新されましたら読んでいただけますと幸いです!
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