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【読書感想文:成功への情熱(稲盛和夫 著)行動は、楽観でやると決め、悲観で計画し、楽観で行動する
Audibleで「成功への情熱」を聴きました。
まず本書を読んで思ったことは、
やっとこういうのが読めるようになった!
です。以前は、
・なんかよくわからないけどベストセラーだから読んでみよう
・こういう本を読んでいる自分に酔っている
みたいな感覚があったように思います。多分、その時読んでいても、それに書かれた言葉を他人にひけらかしていたことでしょう。
やっと、自分の言葉でいうと、「理系的に読む」ことができました。他の情報源と照らし合わせて、「これはあれと言っていることと同じだな」「これはちょっと違うな」「これは時代に関わらず普遍的なんだな」と考えながら読めた、という感じです。
本書で最も学べたものは、少し言葉は違うと思いますが
「楽観的にやると決め、悲観的に計画し、楽観的に行動する」
という、行動プロセスです。
今まで読んだ本に書いてある、人間の行動に関する正解を、端的にいい表していると思いました。
1・楽観的に決める
「小さなことでもう始めてしまう」ということでもあると思います。行動前に悲観的なことを考えてしまうと、結局行動に移せません。ですので、やると決めるときは、小さなことを目標にしてすぐに始めてしまう、そしてやりはじめればうまくいくと信じる、というような心持ちを持つ、ということと理解しています。楽観的にならなければ何も始められません。まずは行動に移すことが重要なので、その決定には楽観的になりましょう。(ただし、楽観と無謀が違うと書いてありました。)
2・悲観的に計画する
一度行動し始めれば、成功に向かって進んでいかなければなりません。この時、最初に決めた経路で成功することはほとんどないのではないでしょうか。特に会社経営の場合、規模にもよりますが失敗=大損失になりかねません。それを回避するために、計画には悲観的にならなければなりません。ですが、この悲観的、という言葉、自分は「選択肢を多く持つ」と捉えています。結局、成功が難しい物事ほど思い通りにいかないものですから、分岐点に対して選択肢をたくさん用意しておく、ということが「失敗しない」ことの大原則な気がします。悲観的に捉えるとは、「やらない理由を探す」のでなく、そういうことだと思いました。
3・楽観的に行動する
選択肢を多く持っておけば、ある程度物事は「想定内」で起こります。これが楽観的に行動する原理と思います。なので、以上の3つは、互いに独立しているわけではなく、それぞれの準備をしっかりして始めてできる三つ巴の「行動に対する正解」なのだと思います。
特に重要なのは2番目で、ニュートラルな視点が求められます。成功するorしないの分かれ目は、まさにここだろうと思っていて、まだまだ本を読みまくって知識をつけ、ニュートラルな視点をつけていこうと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。