「学生のアウトプット量>自分のアウトプット量」を意識して行動してみた
仕事で常々改善したいと思っていたこと、それは、個人的見解では総じて、
教員のアウトプット量 > 学生のアウトプット量
となっていることです。授業、研究などの場面において、学生が自発的に行動する場面というのは、学生に大きく依存しています。多分。
これも個人的見解ですが、「学生のアウトプット量をいかに増やすか」を考えているそこまで多くないです。
さまざまな本を読み、成長には「アウトプット」が重要ということは嫌というほど解りました。参考図書はやはり、樺沢紫苑氏のアウトプット大全でしょう。
そのような本からの知識から、自分の担当する授業で
学生のアウトプット > 教員のアウトプット
を意識し、授業を少し修正しました。コロナ禍ということもあり、オンデマンド教材を作る必要性も昨年からあったので、意識的、経験的にハードルが低かったということもあります。
仕事の話なので詳細は語れませんが、以下を意識して授業を修正しました。
○ 授業内容を、家庭学習が反映されるものにする(授業と家庭学習を連携する)
○ ちょいムズの量(ちょっと多くない?ってくらいの家庭学習量を要求する)
○ 家庭学習の成果が必ず反映される。
○ 学生の「好きなもの」を取り入れる
授業の詳細として参考にしたのは、以下の書籍です。
結果として得られたものは、自分が見た限りでは、
○ 学生が授業により集中しだした。(自分がやらないと成り立たないので)
○ 自分の話す量が減った。
でしょうか。自分の「いいところばかり見るバイアス」が効いているかもしれませんが(笑)、少なくとも、学生が行動する時間が増えたのは事実と思います。
反省点としては、
○ 質問がまだ少ない
○ 学生自身のフィードバック量が(おそらく)少ない
ということかと思います。アウトプット大全にもあるように、「インプット→アウトプット→フィードバック」が成長を促します。学生の多くは、「よっしゃできた!」か「あ〜ダメだった」で判断することが多いので、「フィードバック」をもっと取り入れられるよう改善する必要があると思いました。
まずは意識改革が必要と思います。
意識が変得るには、行動が先です。学生が「簡単に行動し始められる」ようなキッカケを、授業で作り出してあげられたら、と思い、さらに改善していこうと思った次第です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!