【孫子】今も昔も「勢いづけるにはノルアドレナリン的モチベーション」【最高の戦略教科書 孫子 守屋淳著】
今回の一言は、P154(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014)の
朝の気は鋭、昼の気は惰、暮れ気は帰
意味は、
人の気力は、朝は旺盛であるが、昼になるとだれ、夕方には休息を求めるものだ
P154(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014)より抜粋
今回読んだところは、「戦いの武器」として「勢い」も利用される、という内容でした。
ここにきて精神論!と思いきや読み進めていくと、しっかり科学的根拠に則っています。それは、
ノルアドレナリン的モチベーションを利用せよ
これは、樺沢紫苑先生の著書で勉強させていただいたことで、たとえば、
締切間近になって恐ろしいパフォーマンスで仕事を仕上げる
というようなことがしばしば聞かれるのは、このノルアドレナリン的モチベーションのおかげ、ということが言えます。
戦争で死ぬか生きるかの時代、孫子はこれを利用するために、
全軍を絶体絶命の窮地に追い込む
ことをしてモチベーションを高めることも戦略として使うこともしていたのかもしれません。
それでも、孫氏はノルアドレナリンを熟知していて、それが長続きしないことも知っていました。
なので最初の一言が出てきたのです。
これを「やらなければならないことの習慣化」に置き換えると、
○ まずノルアドレナリンで勢いをつけ
(その中で楽しみを見つけ出しドーパミンも一緒に分泌したいですが)
○ 習慣化してきたら惰性でもその習慣を続け
○ 体が覚えれば、多少休んでも、継続できる
というふうになるのでは、と感じています。(ちょっとゴリっとはめてしまった感はありますが 汗)
何かを成し遂げたい時は、ノルアドレナリン的モチベーションを適度に用いるのは有効と思っていますが、それが常態化せず、ちゃんとコントロールすることが重要だ、というふうに思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。