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ひだりうえの未来をあかるくする

友達がたくさん住んでいる道東で、またしてもなにやら騒がしい。

数年前であれば、「道東!またしても道東!ぐぬぬ...」なんて嫉妬の気持ちが湧き上がり、それでもその祭りには参加しよう!おこぼれにあずかろう!へへへへ、なんて気持ちになっていたのかもしれない。

今はそんなことはない。道東に住む友達がつくった一般社団法人ドット道東という組織がまた、あたらしい祭をはじめたこと、心から楽しみに応援したいと思う。

ドット道東メンバーのインタビュー記事はこちらから

いつだって刺激は外側から

じぶんひとりで悶々と考え続けていても結局踏み出せないことの方が多い。いつだって刺激は外側から、それに反応するように溜めていた内側の圧が吹き出していく。のうのうと過ごしていても、活発な友人たちに囲まれているおかげで自ずと自分の住む街の未来、 ひだりうえの未来について考えらさる。自分はどんなビジョンで、この町を、ひだりうえを見ているのだろう。

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よそと比べると、足りないものが多い。でも足りないものってなんなのだろう。それって自分の身の丈に合わせて、本当に足りないものなのか。なくてもよいものに後ろ髪引かれる気持ちを持ってしまうのは滑稽だ。できるだけ自分の暮らしのそばには身の丈にあった、楽しいものを置いておきたいと思ったとき、「足りない」は味方になってくれるような気がしている。

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楽しいはつくるものだ。程度は違えどこの町ではみんなそうしている。お手軽でファストでインスタントな楽しみは準備された場所へ行けばいい。2日3日で最高の楽しみは得られない。ここに訪れる人たちと、住んでいる人たちと一緒に楽しいことをつくりたい。

経験したそばから過去になる

見たことのない花を見つけた、毎年どうやらこの時期に、ここに咲くらしい。エゾリスたちがやけに寄ってくる。毎日ここに撮影に来ている人がいて、ヒトを覚えたらしい。キツネはいつもと同じように、ちゃんと距離をとって警戒している。侵食された海岸が少しずつ広がっている。そこにイワツバメが巣作りした。

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よく行く店の常連が奢ってくれた。いやいや、次来たときは自分が奢りますよ、なんもだ、今度おっかさんと写真撮ってけれ。お前写真撮るんだろ?それはもちろん、いっちょうらで来てくださいよ。

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町でおこる何気ないやりとりは、経験したそばから過去になる。この町で起きていることを少しでも多く残していきたい。もっと言えば家族や友達の記憶もたくさん残していきたい。

消滅しようとも、しなくても、ここで何があったのか、住んでいた記憶や暮らしの記憶を写真という形で、できるだけ残しておきたい。

以前、訪れて感動したおふくろの店天どうは先日お店を畳んだ。どうやらおばちゃんが体調を崩してしまったらしい。もっと行きたかったけれど、店が開いているうちに写真を撮ることができてよかった。

ほんとうにすごい速さで町が変わっている。言い方を変えると、もともとあったものがなくなり、小さくなっていく。

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悲しいなあ、と思ってしまう気持ちはもちろんあるのだけれど、未来を悲観することはもっと悲しいことだ。そうならないためにも自分は「記憶を残し続けること」「あたらしく楽しいことをつくり続ける」ことをこれからもやっていく。

理想、とは少し違うかもしれないけれど自分がこのまちでしていきたいこと。ひだりうえの未来は自分があかるくする。 #道東の未来 の話にはほとんど触れていないけれど、挑戦を続ける道東に住む友人たちと肩を並べていられる自分であるために目立たなくても、ここ、ひだりうえでちいさな挑戦を続けよう。

本題はこちら

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損!きっと巻き込まれた方が楽しいはず。

【.doto第二弾】1000人の道東の理想を載せた、ビジョンブックを出版したい!


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原田啓介
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