田舎教?
少し前に読んだ#98「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」において、次のことが指摘されていた。
宗教性については、日本人の中に自然と身についている、浸透していると言えるが、都市化した社会では一神教的になってきていると養老氏は指摘していた。
では、都市化していない田舎ではどうだろうか?
田舎の人々は、従来の日本的精神構造を今も維持しているのだろうか?
無縁社会と言われる現代社会で、田舎は都市よりもまだまだあたたかい人や自然とのつながりを感じることができる。
私の住んでいる地域では、転入者が増え始めている。
これは言うなれば、有縁社会がひとつの売りになってきているとも言えるのではないだろうかと勝手に考えている。
無縁社会では、宗教がひとつの縁なのかもしれない。
これはもちろん、有縁社会の田舎においても同じだと思う。
神道がご専門の安蘇谷氏は、同書で次のように指摘する。
「現代社会における神道の役割は、地域社会へ奉仕すること」
だとすれば、神道の方はもちろんのこと、無宗教・他宗教の方でも地域社会への貢献を志す全ての方が、何らかの宗教的役割と言っても過言ではない「縁づくり」に寄与するのだとすれば、もはや田舎で暮らすほとんど全ての方が宗教的、つまり田舎教とでも表現できるもの信じている・実践しているとすることは言い過ぎだろうか。
私は、地方を愛し共に生きる、田舎教信者であることをここに標榜する。
ヘッダーには、山内コーヘイさんの作品を使用させていただきました。
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