【生き方革命】 書評#25
みなさん、いつもお世話になっております!
本日も、私の投稿の軸とする一つ「本」に関する第25弾を書かせていただきます。
自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
こちらの作品をnoteで書いている方は多くありませんw
でも、めちゃくちゃ面白いし学びになりましたよー!
ベースに、私は著者のお二人が好きということがあるのは間違いないですが。。。
ということで、本日も少し書いてみたいと思います。
基本情報
橋下徹(著/文), 堀江貴文(著/文)
徳間書店 出版
2021年3月31日 第1刷発行
私が本書に出会うきっかけ
記憶が定かでないのだが、著者のどちらかの本をまたそろそろ買おうかなぁと思って探していた。
すると、なんと、私の好きな2名の共著を発見!!
即買いした。
タイトルもとてもそそられた!
この本の本質・言いたいこと
『脱現状維持』
この一点ではないだろうかと私は思う。
そして、そのために必要なのが『革命』であり、
その基礎となるが『流動性』である
ということを伝えていると私は感じている。
本書では、
○なぜ現状維持がダメなのか?
○現状維持から脱するためにはどうしたら良いのか?
これらを明確に示してくれている。
上記を踏まえ、
「こららを推進していくための「エンジン」とは一体何なのか?」
これをテーマに読み進めていただくことを私はオススメしたい。
私が感じたこと
1点目 〜本書の内容と構成
本書は、
働き方・組織・お金・学びや教育・情報収集・都市生活や地方生活・自己実現
こういったことを大きく7章に分け、各章のテーマに基づくお二人の考え方がそれぞれ示されるという構成。
二人の対談が記載されているという感じがなく、各人がそれぞれテーマに基づいて述べるという感じで書かれているのである。
各章で、順番もバラバラ、分量(章内の著数)もバラバラである。
分野としてはかなり幅広い。
常に色んなことに思考を巡らせているからこそ書けるのだろう。
個人的に注目したのは、お二人の「子育て・教育」観。
橋本氏は7人の父であるし、政治家時代子育て・教育にもかなりの力を注いできたので理解できるが、子どものいない堀江氏の考え方はとても意外で面白い!
2点目 〜逆転の発想
例えば、第3章「お金」。
この章は、ほとんどが堀江氏の担当。
堀江氏の考え方は、ある種いつも同じ。
その考え方は、簡単に言えばお金に対する感覚は「一般人と逆」としても良いかもしれない。
私がもっとも印象的だった言葉を一つだけ引用しておこう。
ともすれば、ビジネスとは「お金のやり取り」と考えがちである。それ自体は間違いでないだろう。
しかし、さらにその先の本質をしっかり掴まえて「信用のやり取り」と表現しているところに私は凄さを感じているし、「お金」の章でこれを言い切るのだから面白い!!
ちなみに橋本氏も、主張はいつも同じ。
お二人とも、どの本でも伝えることが一貫しているところに凄さを感じる。
3点目 〜「何をしたら良いか」を聞いても意味がない!
本書を読んでお二人に共通していることは、
「〇〇のために何をしたら良いですか?」と聞かれることがとても多いということ。
これに対し、不快感とまでは言わないが、こういった類の質問に否定的であることが伝わってくる。
つまり、「自分で考えるべき」と考えているのである。
私は、お二人がそう考えるのはある種当然と考えている。
理由はシンプルで、他人に聞いたことをやるだけでは、現状維持から大きくは逸れない、脱するに至るのは難しいからではないだろうか。
仮に「何をしたら良いか?」を聞いたとして、
その後必ずそれを「どうするのか?」「どう活用するのか?」という次の問いにぶつかるだろう。
本書では、これについての考え方が明確に示されている。
特に参考となるのは、第5章の「情報収集」である。
ぜひご覧いただきたい。
むすびに
まとめ
お二人の意志はとても強い。
よって、ともすれば書かれている言葉が非常に強く感じる方がいるかもしれない。
しかし、言っていることはとてつもなくやさしくてあたたかい。
特に最終章の最終項の堀江氏パート。
日々の生活や生きることそのものに疲れている方などにとっても、きっと前向きになれるし、勇気をもらえると私は思う。
お礼
本書のテーマの一つでもある「流動性」。
これと対になる考え方に「多様性」があると私は考えている。
そこで今回「多様性」をイメージする画像を探し、冒頭に使用させていただいたのがnouchiさんの作品。
今回3回目の使用になるだろうか。心から感謝である。
余談
ページ数はまあまあ多いですが、ポイントに色を付けて整理してくれたり、ずいぶんと行間を開けてくれていたりするなど、かなり読みやすい本でした。
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました!