「献体」という選択肢
2024年2月21日の北海道新聞第一社会面で、こんな見出しを見つけた。
『道内大学 減る献体』
はずかしながら、「献体」っていったい何!?と思った。
記事を読んでみると、
「死後に自らの遺体を教育や研究のために提供すること」
らしい。
記事を見てすぐ、「やりたい!」と思った。
私の妻は、昨年悪性腫瘍の疑いで手術をした。
結果として悪性ではなかった。
その病院の関係者の皆さんに、心から感謝した。
でもやはり、最も感謝したのはドクター。
ものすごく丁寧に、手術後わざわざ出てきてくださり、説明をしてくれた。
通院時も、入院中も、常に気配りをしてくれる先生だと妻からもよく聞かされる。
先日なんかは、通院の予定日に急遽診断ができなくなったと妻へお電話までくださった。
北海道で指折りの大きな病院の先生が、である。
そうした先生方に、なんとか恩返しがしたい。
この先先生になる方々に、なんとか役に立ちたい。
この気持ちに、私が最も貢献できる形はこれだ!と感じた。
私一人の問題ではないため、早速妻へ相談した。
臓器提供の話もついでにした。
妻は、賛成してくれた。
そのうち申し込もうと思い、記事を切り抜いた。
そして2〜3週間後、ようやく登録方法を調べようとネットを検索。
すると、衝撃の事実が・・・
なんと、
・登録には年齢制限があること(団体によって異なるようだが、大体65歳〜70歳以上で初めて登録できる様子)
・臓器提供との両立はできないこと(臓器を取ると用を足さない様子)
ということを知った。
そこで早速私は思った。
「若いうちは臓器提供を、年を取ったら献体を希望しよう!」と。
そして、真っ新だった免許証の裏面に、臓器提供の意思表示をした。
「脳死でもなんでも、臓器提供ができる状態になればやってほしい」と。
妻と相談した時に言われていた。
「眼球だけはあった方が良い、お葬式に来た方がみんなびっくりしちゃうから」と。
妻は医療関係者。
ものすごい説得力があり、記憶に鮮明に残っていた。
よって、「眼球」だけはバツにした。
北海道では、献体を登録する団体が、4つの大学にあるらしい。
どこにするかは、今後考えようと思う。
偶然に、妻が手術したもらった病院の名前があった。
今はそこが最有力候補。
でも、登録できるようになるまであと30年くらいあるから、ゆっくり考えていこうと思う。
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ちょっと、意図しない使われ方かもしれませんが、ご容赦ください。
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