「地域密着形のコミュニティ」のマネタイズのタイミング
(この記事の前半は、話の繋がりをつけるために下記リンクの記事からの抜粋から書いています。過去記事を読んでくださった方にとっては、前半は一部重複した内容になっています。)
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これは現段階では私の構想にすぎないが、地方でビジネスが活性化していくにどうすればいいかと考えている。
絶対にここに対する潜在的なニーズはあると私は考えているし、ここを支援するのが「いなかま」のコンセプトであり目指すところであるとも言える。
ネットワークがここまで文化に浸透している現代であれば、「憧れ」というのは醸成されやすい環境であると言えるし、学校に通わずとも情報は簡単に手に入る。そこで、競合がひしめく都心よりも地方で起業するのがいいと考えるのは自然な発想だ。
そこで欲しいのは「きっかけ」である。思い立ったとしても、それを形にする土壌がなければいけない。もちろん、たった一人でもビジネスは起こせる。しかし、他の人の協力があった方がその進行が早いのも明らかだ。
そこでのネットワーク作りが「いなかま」の立ち位置として目指すべきところである。企業が増えれば増えるほど、競争ももちろん激化するが、その分チャンスも広がる。そして企業間でもサポートし合うような構造がマーケティングの原理によって自然と出来上がる。
これらは全て同時に増加する。資本主義はこのようにして展開していく。マーケティングとは支援する事だ。
具体的構造「アカウント共有」と「いなかまFacebookグループ」
モデルとして考えているのは「発信媒体を共有する」という元からあった形は変わらない。これは、アカウントを共有することで、互いの影響力を利用しあうとともに、アカウントそのものを有益で強いものにしていくという発想だ。これは顔を直接合わせる事ができる地域コミュニティと相性がいい。都市よりも地方の方が場所に対する帰属意識が比較して強いこともその理由の一つとしてあげられる。
一見するとまとめサイトにも似ているかもしれないが、まとめサイトと違うのは、発信しているのがその当の本人だということだ。また、ライターを囲って大量に記事を投入するというような大戦略を打てないからこそ、協力してコスパよく、なおかつより生き生きした「強いメディア」を作っていく。
商品に飽和した現代においては「誰から買うか」という要素も強く、直接本人が書いているという印象は安心感もある。
新しいインターネットの形として「閉じたインターネット」「集落」というような言い方を聞いたりするが、「いなかま」はまさにそういった形だ。
これに追加する形で考えているのは、「いなかまFacebookグループ」を作り、そのグループ内で仕事の受注のやりとりをスムーズに行えるようにするという形だ。共同でプロジェクトを立ち上げるハードルも低くなり、よりビジネスが円滑に進みやすくなる。(もちろん新しいプラットフォームを作ることもいいかもしれないが、既存のプラットフォーム上で完結するなら特に新しいものを作る必要性はない。)
メディアでの発信者とFacebookグループに入っている人は必ずしもイコールである必要はなく、Facebookグループは、発信よりも敷居が低いものだと考えている。
スキルや起業意志を持った学生などもそのグループに入ることで、プロフィール上で自分のスキルを提示して仕事などを受けたりする事ができる可能性も上がるし、学生同士で起業仲間を見つけることも可能だ。
そうして地方発展の「きっかけ」の接点を増やしていく事が「いなかま」の役割であり、目指すところだと私は考えている。
以下からこの記事の本題に移る。
「いなかま」のコミュニティとしてのマネタイズのタイミングはどこか。
こういった話題に嫌悪感を覚える人もいるかもしれないが、お金は活動そのものとしての「燃料」である以上、この話題を避けて通ることはできない。非営利団体でもどこかしらで「マネタイズ」の段階を持っている。そうでなければ活動の幅が限られてしまうからだ。
いなかまのマネタイズの価値は、単純に活動資金としてということだけではなく、コミュニティに対しても大きなメリットをもたらす。
「課金性にすることによって、コミュニティにアクティブユーザーだけが残る」という点だ。
グループの活性に繋がる
グループを作ったとして、ただただ人数だけ存在していても、アカウントの外見だけでは活性なのか非活性なのかはわからない。一見活動してるように思えなくても、興味を示している人もいる。
その「フィルター」として課金性は意味を持ち、「コミュニティ」の価値を担保することに直接繋がる。
全く使ってないアカウントに連絡をして、返信が返ってこない、ということも防げる。
オンラインサロンは、いわゆる「宗教」という呼ばれ方をされたりもするが、ある特定の人の発信に価値を持っている場合が多い。
TwitterなどのSNSプラットフォームは双方向的で、構造としては「グループ」より大きいが、大きすぎて、言い方は悪いが「有象無象」をひっくるめて存在していて、コミュニティとしての信頼性は低い。
その意味で、プラットフォームはその構造よりも、運営側が「〜という目的で使ってください」というデザインと推奨の意味合いが強く、HTML上では全く同じメールフォームも「企業ページ」と「個人ブログのコメント欄」では全く意味合いが変わっている。ツールそのものに意味と構造が備わっているのではなく、こちら側が「どういう意味を与えるのか」という側面がある。
その点でいなかまが目指しているのは「地方ビジネス」をシームレスに繋げ、双方向の協力を活性していくことにある。
その意味で「地域密着形の閉じたプラットフォーム」というような意味合いが強い。ある時はクラウドソーシングのようにも機能する。一般的なそういったプラットフォームと違うのは、相手に直接会いににいける確率も高いということだ。しかもFacebookを使えば相手の素性がわかった状態で仕事をする事ができる。アプリケーションとしての自社の「プラットフォーム」は必ずしも作る必要はない。機械に「意味を与えれば」機能するからだ。
発信媒体も共有するのである時は集客としても使える。アカウントは「育て」ないといけないので、互いに共有のアカウントで発信していくことは集客にいいメリットをもたらす。自社サイト流入の導線を一つ増やす事ができる。
マネタイズのタイミング
そこにメリットを感じてくれた人に対し、有料制のグループに入ってもらう、ということが私が構想している「いなかま」の基本ビジネスモデルになるが、問題はどこのタイミングから有料制にしていくかという問題がある。
最初に身近な人から声をかけ、ある程度の人数が増えてきたら、有料の形に切り替える、という形が無難にはなるが、方法は吟味して選んでいかなければならないと感じているし、あとは地道に営業をしていくということも当然必要になってくると思う。
(written by りゅう)
りゅう
「いなかま」のWeb戦略プロジェクトを起案。チーム内ではwebマーケティング主に担当。
また、個人でもnote,YouTube,Twitterの各媒体で発信していて、日本では色違いポケモン並に希少な哲学系YouTube【哲学解説channel】を運営。魔導書級にわけわからん哲学を思考停止しながら見ててもわかるように解説してます。
いなかまのプロフィール画像の3人は何年も前から一緒に活動していて、僕は2020/3月あたりからチームに加わっている新メンバー的な人です。写真はそれよりも前に撮られたものなので、僕はあの写真には写っていません。
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